パラドックスのHoI4フォーラムにて
SteamワークショップのModに詐欺Modがあると注意喚起を促すスレッドがあります。
現在、問題のModは既にパラド社の方も乗り出してワークショップから排除したようですが、
今後同一の人物がまた同じような手口を行わないとも限りませんし、似たような手口を別の人物が行うかもしれません。
注意の為に紹介してみたいと思います。
効果の無いModでお金を集める詐欺の手口
その前に注意書き
なお管理人は今回の件に関して裏とりまではしておりません。
実際にModをアクティベートして自分でも調査してみたかったのですが、既に問題のModは執筆時の少し前にワークショップから排除されておりました。
ですのであくまでもフォーラムでこういう話が出てその結果パラド社の方まで出てきてModが排除されたという事実に基づき、「限りなくクロに近い問題があったのだろう」という前提で以下の話を進めます。ご了承くださいm(_ _)m
該当のModは「FPS BOOSTER FIX 2.0」
FPS BOOSTER FIX 2.0
というのが今回問題になっているModの名称です。
既にSteamワークショップからは削除済みですがGoogleのキャッシュページはこちらになります。
※2018/08/13 キャッシュが表示されなくなりましたのでリンクを外しました。
画像を撮ったので貼っておきます。
製作者名は
SteinhauS
製作者のプロフィールページです。
過去に名称を執拗に変更しておりどうも胡散臭いですね(個人の感想です)。
他の制作Mod
これらは念の為インストールしないほうが良いでしょう。
製作者が寄付を募っているページ
Mod自身は無害ですが・・・
まずModの概要をざっと読むと、導入することでHoI4のfpsが17%(平均では6%)向上することが謳われています。
しかしパラドフォーラムの有志による分析では、実際にModを有効化してもfpsは向上せず、
そもそもModを構成するファイルがバニラファイルからなにも置き換わっていないので何か効果が出るはずもない。
という事のようです。
つまり、このMod自体は導入してもHoI4に対して何の作用もしないため、Modそのものが有害というわけではありません。
なのでModが悪さをしているから排除というラインからはクレームを出せないという実に巧妙な箇所を突いてきています。
ちなみにフォーラムの方がModの実体についてコメント欄から質問したところ、全て削除されたとのこと。
都合の悪いことを書かれて困ったのでしょう。。。
ではなにが問題なのか?
Modが何もしないのであれば無害だから放置でも良いのでは?という考え方もできますが、問題はこの人物が
効果のないModに対して大々的に寄付を募っている
点です。
キャッシュ画像の時点で1,100人を超える人間がページを訪問し、370人以上がサブスクライブしています。
このまま放置が続けば、なにも知らない人がつい騙されて寄付してしまう可能性があるため、これが詐欺の手口としてパラドックスフォーラム内で問題になっていました。
ユーザーに求められる対策
正直なところModを導入するたびにファイルの中身、コードのチェックまでやるのは難しいと思います。
ですので簡単にできる対策としては
- リリースから時間が浅く出たばかりのModは使わない
- 評価がまだ入っていないModは極力避ける
- コメント欄をよく読む
- 製作者の過去の経歴(他にModを作っているのか、それらの評判はどうか)をチェックする
といった対策が現実的だと思います。
特にリリース直後のものは正体不明のModも多いため避けたほうがいいと思います。
また製作者が過去に評判の良いModを作っていれば詐欺の可能性はグッと下がりますので、プロフィール欄をチェックすることも有効だと思います。
以上HoI4で問題になっていたModの紹介でした。
Steamワークショップ内のMod数は膨大ですので問題のあるModは少なからず存在すると思います。
大半はちゃんと作られていますので必要以上に過剰にならなくてもいいと思いますが、それでもMod導入の際は一度立ち止まって色々とチェックは行ったほうが良いと思います。