Hearts of Iron IV 開発者日記 第234回目を紹介。
今回はPdxConにおけるHoI4関連の要約と開発チームの体制が変更になるというお話のようです。
[記事内の画像はパラドフォーラムより引用]
Hearts of Iron IV 開発者日記 2021年5月26日分(第234回)
冒頭の挨拶
みなさんこんにちは!
PdxConを終え新しい話題について話す前に回復する時間が必要ですので今日はPdxConの内容を要約しチームやスタジオの話題について話すことにしました。
私たちが次の大きな拡張の名前No Step Backを発表したことを嬉しく思います!
No Step Back
ついにPdxConで次の拡張の名前を発表しました!(先週うっかりtwitterに書いてしまいましたが、誰もそれを見つける時間がなかったようです)。
No Step Backは、Ver1.11のバルバロッサ アップデートと一緒にリリースされ、ミッションステートメントは、ソビエト、東部前線、および陸戦をリフレッシュさせ兵站に焦点を当てることです!
これはゲームの多くの重要な要素、特にAIを変える大規模な取り組みであり、これがソ連を(扱うのを)待っていた理由となっています。
私たちは安定性を高め、新たな党派システムを確立し、供給などを再調整する時間を設ける必要があったので、この目標に向けた長期計画の集大成と、それが一体となるのを目の当たりにすることができてよかったです。
これは完全な発表ではなく開発日記がオンラインになったら、もっと多くの機能を発表する予定です。
また、(wip)供給システムに関する進行中の作業について最新のビジュアルがいくつか紹介されました。
これについてもう少し詳しく見てみましょう。
モータリゼーションをどう機能させるかは現在検討中ですが、大まかには先ほど示したように、鉄道や護衛艦を使って補給拠点をつなぎ、補給を計画的に行うことに重点を置いています。モータリゼーションはそのプロセスを改善するものとなります。
マップモードは、開発日記で紹介した初期のものと比べて、本当に良くなっており、またずっと遊びやすくもなっています(ただ、上に示した赤 – 補給不足の色は、バグレポートから取ったものであり、それらのユニットをテストするためにわざと悪い状態にしたものです…とは言えこれは状態をよく表していると感じています)。
また、鉄道や列車の写真が公開されたほか、新しいユニットタイプとして鉄道砲が登場することが確認されました。
鉄道砲は海軍の砲撃支援に似た機能を持ち、強固な防衛拠点(おそらく都市や鉄道のハブ)を破壊することを目的としています。
これらについては、将来的に鉄道専門の開発者日記で紹介します。
ソビエトのフォーカスツリーについてはまだあまりお見せしたくありません。
このツリーには専用の開発者日記(複数可)があり、サイズとしてもプレイヤーの選択としても、これまで以上に野心的なツリーの1つです。
ソビエトはドイツに次いで第二次世界大戦のゲームにおいて最も重要な国家であり、またドイツに比べてより複雑です。
画像外にどんな選択肢が隠されているのか自由に推測してみてください…。
PdxConの要約と統計
まず、毎年の統計情報の更新から始めましょう。
私達はアクティブプレイヤー数でトレンドを続けています。
今年のピークの記録は一月で89万9千人のプレイヤーでした。すごい!
メジャー(主要国)とマイナー国の選択は、均等な分割に向けてゆっくりと収束し続けています。
Modについてはトータルコンバージョン系Modで最大数を誇るものの数値を紹介します。
- Road to 56 – 10%
- Kaiserreich – 6%
- Millenium Dawn – 3%
- The New Order – 2.9%
- Old World Blues – 2.2%
- The Great War – 2.2%
- Cold War: Iron Curtain – 1.2%
将来のロードマップと考え
ゲームの拡張をすぐに停止する予定は無いため、私たちはまたNo Step Back以降のHearts of Ironの将来についても話しました。
- はい、私たちは将来イタリアを作り直します:)
- ゲームが年を経るにつれて、大きな有料メカニックの変更が難しくなり、HoIはその段階に近づき始めています。私たちの現在の考え(これは完全に変わる可能性もあります)は、カントリーパック、パッチ、無料アップデートのようなより小さなDLCに長期的に焦点を当てることです。こうすることでゲームに最適なものに集中しより多くの味わいを得ることができます。
- カントリーパックといえばBattle for Bosporus、Death or Dishonorといったものが私たちが考えていることに該当します。
私たちはこのような、テーマと特定地域に焦点を合わせたいと考えています。
現時点で私たちが考えているトップ候補は、スカンジナビア、中東、南米(おそらく2つほどありますが)ですが、もっとアイデアがあります。
ゲームの開発というのは難しく、敵などとの接触に耐えられるような計画はありませんがこれが私たちの意図するところです。 - このゲームには平和会議のようないくつかの大きな問題点がありますが、これは間違いなく将来の計画の一部として取り組むことを計画しているところです。
カントリーパックに焦点を当てることでそれが容易になるでしょう。 - 私たちはまた新規プレイヤーの新人研修を手助けしたいです。
HoI4は非常に複雑なゲームであり、チュートリアルは本来の機能を果たしてはいません。また他の改善案も持っています。
はっきりさせておきたいのですが、これはどれも約束ではありません。なぜなら計画は変更されるからです。これらのことがいつ起こるかを正確に言うことはできません。
私の意図するところは私たちがどのように物事を考えているかについて、皆さんに伝えることにあります。
pdxconのパネルをご覧になりたい方は、Twitchストリームへのブックマークをご利用ください(将来的にはyoutubeでもご覧いただけるようになると思います)。
援軍!
チームでクールなことが起こっています。マイクを@Arheoに渡します。
皆さんこんにちは。エリュシオンの野原から戻ってきたばかりです。
以前Imperator: Romeにいたチームの数名は、グラディエーターをKV-1sへと変更しし、HoIチームと統合して究極の諸兵科連合、熊乗師団を作りました。
個人的な話ですがHoIに参加できることに興奮しています―これは私のこれまでのPDSゲームのお気に入りの一つだからです。
このような短くも重要な歴史の期間にこれほど多くの注意を払う機会は、他の場所ではめったに与えられません。
私はHoIが提供する世界的な物語の背後にある社会政治的/経済的因果関係のシミュレーションに大きな関心を持っていますが、自宅ではほとんどの場合、ロシアで絶えず減少している最前線をマイクロ管理しています…今は電車で。
元Imperatorに居た人たちは、この場で大いに活用できると確信している豊富な知識を持っていますーつまり私たちはより良いゲームを構築するために、長い時間をかけて対応し、コンサルティングし、コミュニティと協力してきましたー私はそれをHoIコミュニティの熱烈なファンと行うことを楽しみにしています。
君も軍に志願しないか?
こんにちは私は@Birkenです。
私はStudio Goldのテクニカルディレクターで、Hearts of Iron IIIのリリース以来Paradoxにいます。
私たちはStudio Goldのプログラミング部門を拡張して、Hearts of Ironや将来のプロジェクトの開発を支援しています。
現在私は、私たちの部門を発展させるのを助けてくれるマネージャーと、私たちと一緒にHearts of Ironや他のGsG(グランドストラテジーゲーム)のタイトルを作り続けたいプログラマーを探しています。
自分に合っていると思われる場合は、以下の求人広告をご覧ください。
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今日はこれでおしまいです。来週お会いしましょう!
以上
振り返り感想
今回、一部画像は割愛しました。
次回DLC、No Step Backが発表されました。
そしてHoI4はNo Step Backの後もDLC開発を続けていくとのこと。
これは当分先までHoI5が登場するようなことはなさそうですね。
トータルコンバージョン系Modの人気度?も興味深かったです。
わたしはトータルコンバージョン系はMillenium Dawnばっかりやってるんですが、世間一般の支持はRoad to 56が一番人気なんですね。
またImperator: Romeの開発スタッフを吸収する形で新たな人材を増やしたということですし、より強化された開発体制で今後の展開にも期待できそうです。
個人的にはImperator: Romeを買った身としては、
今後Imperator: Romeの開発はどうなってしまうんだろうというのが気がかりですが…。
正確を期すよう努めていますが詳細はパラドックスサイトの原文をお読みください。