HoI4 開発者日記 第315回 お菓子の入った大きな袋

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更新情報

Hearts of Iron IV 開発者日記 第315回目を紹介。

Giant Bag of Goodies(お菓子の入った大きな袋)というのはお楽しみ袋的な表現(日本だと想像しやすいのはクリスマスのお菓子入りブーツ的な感じでしょうか)です。

今回は新DLC Trial of Allegianceに伴って実装される、ブラジル、アルゼンチン、チリ以外の南米諸国の内容についてまとめて取り扱う回です。

以下、パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
正確を期すよう努めていますが詳細はパラドックスサイトの原文をお読みください。

[記事内の画像はパラドフォーラムより引用]

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Hearts of Iron IV 開発者日記 2024年2月14日分(第315回)

今回の日記担当は複数の方に分かれているため詳細は割愛します。

冒頭の挨拶

こんにちはAveebeeです。
さまざまなトピックをカバーする今週の分厚い開発者日記を紹介します。
この記事ではTrial of Allegiance DLCと同時にリリースされる予定の無料パッチ、南米におけるいくつかの主要なマップ変更の概要、およびコンテンツパック固有のアップデートについて説明します。
前置きはこれくらいにして、さっそく始めましょう!

まずはJonathanからです!

ボリビアのパッチ

皆さんこんにちは。
今回はCountry Pack Trial of Allegianceと一緒にリリースされるパッチに向けて私が取り組んできたこのお菓子の袋の中身をいくつか紹介します!

ペルーとエクアドルの紛争

まず私がこのお菓子の袋に貢献したものとして1941年のペルー・エクアドル戦争があります。
今やエクアドルはパスタザの所有権とコアから始まっており、もしペルーがそれを取得し管理したい場合は戦争を通じ、スクリプト化された和平交渉オプションによってそれを得なければいけないでしょう。
しかしエクアドルもまた彼らがロレトさえ占領すれば、この試練よりスクリプト化された和平を確保することができます。
つまり熟練したエクアドルのプレイヤーは紛争を通じて領土を得ることもできるのです。

新たに形成可能な国

しかし待ってください、まだあります!
次に紹介するのはパッチに含まれている新しい形成可能な国家(DLCでフォーカスツリーを取得する主要な国に向けたものではありません)です。
そしてこのパートでは特にHovelax(小国)に注目しましょう😉

最初に登場するのはペルー・ボリビア連合で、ペルーまたはボリビアのいずれかの国の場合にゲーム内で結成できます。

次は統一ギアナで、スリナム、ガイアナ、カイエンヌのいずれかによって形成可能です。

そして最後に、このパッチでもたらされる新たに自由形成可能な国として、ハイチまたはドミニカ共和国のいずれかによって形成可能なイスパニョーラがあります。

新たに開放可能な国

さて私たちはパッチと一緒に追加されている、少なくとも私が実装した形成不可能な国の代わりに実装される、開放可能な国へとやってきました。

リストの最初はケベック。

次はユカタン。

次にもう一つ、歴史的なメキシコ独立国家、リオ・グランデ共和国が誕生します。

そして最後に、先週のチリの開発者日記でちらっと見かけたかもしれませんが、新しい島国ができました。
その国はラパ・ヌイで、イースター島として最もよく知られています。

カナダの戦闘努力

そしてこのパッチにてカナダの戦争努力が統合されました。
私たちの故郷であり母国であるカナダに向けた少量のコンテンツが更新・追加されています。

手始めにカナダには彼らが利用できる新しい産業上の関心事があります。それはカナダ太平洋鉄道です。

そしてその後、カナダの国家指導者たちが独自の特性を持ってスタートしているという事実があります。

またカナダには3つの新しいフォーカスがあり、今回は民主的な部門により重点を置いています。

最初の2つはそれぞれ国家精神を表現しています。

そしてこのフォーカスは連合国に属している場合にも、あるいは独立民主主義路線に行く場合でも、ニューファンドランドとラブラドールを獲得することができます。

いくつかの古いフォーカスも修正されています。
ここでは一部を紹介しますがそれがすべてではないので、パッチがリリースされたら自分でいくつかの違いを見つけてください😉

このフォーカスには現在35日かかります。

マッケンジー・キングを国のリーダーにするときにこのフォーカスを取得することは、彼に特別な特性を与えることにもなります。

そしてこのフォーカスにより、現在2つの民需工場が提供されます。

さて、これは何でしょう?

更新された中米の形成可能な国

中米の古い形成可能な国については、今では彼らに追加のコア州を少し与えることができる2つのフォローアップ決定を持っています。

まずパナマの統合です。

そしてユカタンの統合もあります。

さて私のこのパッチに関する最後の内容である新しいアメリカの産業コンツェルン
にたどり着きました。
まずはアメリカのユニオン・パシフィック鉄道です。

新しい工作員

La Resistance DLCの所有者には新しいアメリカの工作員、ジョージ・ムスリン、ジョー・サヴォルディ、ルネ・ジョユゼ、ウィリアン・G・セボルド、セルジュ・オボレンスキーなどの新しい工作員も追加されます。
これらの工作員は様々な戦争計画のフォーカスのいくつかを通じて、米国用にアンロックされます。

ドイツの新しい工作員としては、エーリッヒ・ギンペル、ヨハネス・ジークフリード・ベッカー、ハーバート・ハンス・ハウプト、ノーマン・ベイリー・スチュワート、フリッツ・ジュベール・デュケネがいます。

ヨハネス・ジークフリード・ベッカー

フリッツ・ジュベール・デュケネ

そして最後に、新しい日本の工作員も追加されました。
パトリック・ヴォーン・ヒーナン、ジョン・セマー・ファンズワース、イグネイシャス・ティモシー・トレビッチ・リンカーンです。

イグネイシャス・ティモシー・トレビッチ・リンカーン

ジョン・セマー・ファンズワース

私からは以上です。
皆さん、次はMordred Vikingからお伝えします!

海軍特性の再設計

こんにちは!私はMordred Vikingです。
最近Hearts of Iron IVのチームに加わりました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私はHOIの海戦に少し興味があり、しばらく前から海軍特性のツリーを手直ししたいと思っていました。

古いバージョンは次のとおりです。

このツリーについて私があまり好きではないことがいくつかありました。
まず特定の獲得可能な特性(使用して取得する必要がある特性)が、後に割り当てられた特性を効果的にブロックしていることです。
巡洋艦の艦長は、Fly Swatter(ハエたたき)の特性を取得するのが非常に遅いため、特に苦労しています。

さらにはほとんど使用されていない特性もいくつかありました。
最も顕著なのはMine Sweeper/Layerでしょう。
あまり注目されていない分野に2つの特性があるということは、基本的には使われないということです。

C0RAXと協力して位置を再調整し、特性をある種の役割順に維持しようとしました。襲撃、護衛、巡航、空母、大艦巨砲化です。
また割り当て可能な特性へ至る経路の数を増やしました。
つまりソフトロックされる頻度がはるかに少なくなるはずです。
その代わりFly Swatterが割り当て可能な特性になりました。

更新されたバージョンは次のとおりです。

また機雷の特徴を1つにまとめました。おそらくゲーム内で最も優れた説明があります(それを見つけるのは皆さんに任せます!)。

Trial of Allegiance

AveeBeeです、またやってきました!
この開発者日記のコンテンツパック固有の部分に入る前に、Bolivarパッチにはここでは言及されていないものの、それに劣らず重要な多くのバグ修正が行われることも指摘しておく価値があると思われます。
これらについては後日の開発者日記で詳しく説明する予定です。

アマゾンの再設計

アマゾンの熱帯雨林はおそらく地球上で最も敵対的な場所の一つであり、そこに含まれる地理的特徴のために紛争に巻き込まれる可能性があります。
その地は戦車で掃討したり大規模な歩兵編成を支えるインフラを迅速に構築したりできるような場所ではありません。
そのためHearts of Ironでの戦いの難しさをよりよく表現するため、アマゾンの描写にいくつかの変更を加えました。

上のスクリーンショットにあるように、アマゾンの最深部で戦闘がほとんど不可能な場所を表すため、いくつかの通行不能な領域を追加しました。
しかし私たちは、主要な川の流れに沿って部隊が通過できる熱帯雨林を通る水路を作成しました。

これはエリア内に発生する天然のチョークポイントであるため、いくつかの真に楽しいゲームプレイを提供します。
しかし私たちは包囲や興味深い作戦を行うのに十分な州が川沿いに残っていることを確認したいと考えました。

これらの変化はこの地域を困難にしましたが、間違いなくより興味深いものにしています。
地形をうまく利用できる人はここでの戦いを楽しめるでしょう。
例えば川沿いの補給拠点を利用して、鉄道を使わずに部隊を支援することは、この地域での成功に大きな違いをもたらす可能性があります。

マップの変更に関連して、空中戦をより面白くするために南米上空の空域も細分化しました。

ペロン

皆さん、またEilidhです。
皆さんのフィードバックを考慮した結果、私たちは皆さんがプレイヤーとしてアルゼンチンのリーダーにフアン・ペロンを選出することを決定できる歴史的ルート部門に短い仮想歴史パスを実装することを決定しました。
このツリーの位置はプレイしたいゲームの種類に応じて、同盟国をサポートするか、自分で南米を征服するかを選択できることを意味します。

締めくくる前に、私たちが彼自身のために作ったリーダーとしての画像をお見せしましょう。

アルゼンチンのツリーに加えてお楽しみください!
フィードバックを随時いただけることに感謝しています。
割り当てられた時間内にすべての変更を実施することはできませんが、可能な限り対応致します!

パラグアイ&ウルグアイ

Mba’éichapa!

この部ではCraniummuppetがパラグアイとウルグアイの2つのミニツリーを紹介します。
これらのツリーはAAT(Arms Against Tyranny DLC)のリリース後に私のサイドプロジェクトとして始まりました。
主として皆さんにちょっとしたご褒美を与えるためでしたが、時間が経つにつれて、小さな共有ツリーからアウサやアイスランドのようなスコープターゲットの完全に分離されたツリーへとサイズが大きくなっていきました。
(以下、多くのアイコンは開発版であり、更新される可能性があることに注意してください)。

パラグアイ

ゲームスタート時にパラグアイは、三国同盟戦争とボリビアとのチャコ戦争という2つの戦争に振り回されています。

これがパラグアイの雰囲気です。

1936年2月、ラファエル・フランコは政府に対してクーデターを起こします。そこで彼に国の支配権を握らせるか、彼に抵抗するかを選ぶことができます。
彼に権力を握らせることはあなたを歴史的な道へと導くことになり、彼に抵抗することはあなたを内戦に陥れることになります。

権力を掌握することで、様々な社会主義や軍事改革を行うことができますが、共産主義者ではないフランコは、確かに本質的に左傾した政策を持っていましたが、典型的な軍事独裁の傾向も持っていました。

しかし彼は長くは続かず、チャコ地方から軍を撤退させた後、軍によって追放されました。
ただしチャコから撤退しないことでフランコを続投させることはできます。これは2番目の仮想歴史の選択肢です。

チャコから撤退すると軍隊内で反乱が起こり、ヒギニオ・モリニーゴが権力を握ることになります。

フランコが左寄りだとしたら、モリーニゴは正反対です。
単刀直入に言えば、彼は警察や軍の一部が第三帝国の象徴を採用するなど、親ナチス的な共感を強く持っていました。
彼はまた民兵組織と手を結び、政党を禁止し、権力を強化しました。

このフォーカスの路線はフランコの左翼に傾いた軍事独裁から、モリニーゴの下でよりファシズム的で権威主義的な軍事独裁へと国を転換させるでしょう。
(一例として、当時の警察署長は自分の子供にアドルフォ・ヒロヒトと名付けました…)

このルートでは非同盟の立場でスタートして、最終的にファシズムに完全にコミットすることもできますし、非同盟のままでいることもできます。

パラグアイが枢軸国に接近しなかった最大の理由の一つは、米国の直接介入でした。
彼らは優遇融資、道路金融、技術援助など、パラグアイを戦争から遠ざける国内の様々な努力に対して資金を提供し始めました。

ゲーム内では、これはアメリカの投資を受け入れることによってモデル化されており、投資がある間は枢軸側に参加することができません。
すべての投資のルートを行くことは、あなたを枢軸国から遠ざけることになりますが、経済に大きなブーストを与えることになります。
これをどこまで利用するかはあなた次第です。

フランコがチャコから撤退しない世界線に戻ると、選択肢はボリビアとの戦争となり、これによりあなたはフランコ体制を維持し、いくつかの早期征服を得ることができます。
ボリビアが征服されたことで、最終的にはペルーやチリとの戦闘目標を経て海岸線を得ることができ、非常に奇妙な国の形へと繋がるでしょう。
これは私の現在のプレイスルー画像です。

面白い形をしていますね…。

ツリーのトップに戻ると、もう一つの歴史である内戦のルートがあります。
フランコの乗っ取りに抵抗すれば、軍隊が蜂起する内戦状態になります。

開戦時は軍が優勢になりますが、パラグアイ川は優れた防御力を発揮します。

内戦に勝つために「共産主義」国家が勢力圏にあるというアメリカの恐怖を利用して、自分の力を高めることができます。
奥さんであるフランスとのつながりを利用して、そこから援助を受けることもできるでしょう。

最も強力なのは海兵隊で、川を決壊させ戦争に勝つために利用できます。あるいはボリビアを巻き込んで三つ巴の戦争になるように仕向けることもできます。

全てが終われば、内戦将軍のホセ・エスティガリビアを使って軍を粛清し、国の支配を固めることができます。
これはAyalaとEstigaribiaの共同統治にもつながります。
あるいはEstigaribiaに完全な制御を任せることもできます。
内戦や他の様々な戦争が犠牲になっている可能性が高いので、国を再建するには時間がかかりますが、最終的には経済の繁栄につながるでしょう。

ウルグアイ

ウルグアイはガブリエル・テラの下で準独裁政権下にあったにもかかわらず、その期間中はパラグアイよりも比較的安定していました。

にもかかわらず彼らは急速なGDP成長と相対的な安定を享受しました。
この期間の始まりは、工業化とテラの下での政策が中心です。

1938年頃に彼は辞任し、ウルグアイの二大政党であるコロラドスかブランコスのどちらかを選ぶことができますが、どちらも民主主義で連携しています。

もし民主主義が気に入らなければ、代わりにファーマン計画へと進み、アドルフォ・アゴーリオのような扇動者と同盟してファシストとなり、それを南米の枢軸国のための踏み台にすることができます。
このパスは任意の選挙イベントの背後にロックされており、必要に応じてゲーム開始時にBラインとして移動できます。

皆さんから尋ねられる前に、もちろんリバープレートの戦いのためのイベントもあります。

これはイギリスとドイツの船が南ジョージア海またはアルゼンチン海岸に同時にいるときに発動されます。

共有ツリー部門

パラグアイとウルグアイの間には共通のツリー部門がいくつかあり、両方のツリーに出現します。

まず征服部門は、あなたが十分に挑発的であれば、ゲームの開始時に小規模な戦争を行うことでいくつかの迅速な征服が行えます。
パラグアイ内戦に参加しながら、ブラジルの一部を征服して、川のラインの一部を迂回することもできます。

ウルグアイもこれにアクセスできますが、彼らはリオ・グランデ・ド・スルとレギオン・メソポタミカを標的にしています。
その後、帝国主義に反対する聖戦に参加するか、派閥を捨ててでもより多くの土地をコア化する能力を持つか、それともより保守的なアプローチで土地をコア化してでも派閥に参加するかを決めることができます。

パラグアイバージョン

ウルグアイバージョン

ちょっと馬鹿げた楽しみとして、プレイスルーでの長期的な目標だけでなく挑戦的な内容ににもなることを期待しています。

工業部門は、主に牛肉、羊毛、皮、その他の農産物を含む同国の輸出に焦点を当てています。

また土地所有者に権限を与えることもできます。
そうすることで彼らは自動的にあなたの経済を改善し始めます。
このスクリーンショットでは、彼らは建物スロットを追加することに非常に熱心であるようです。

研究部門では、第3、第4、第5のスロットを取得します。
各スロットをアンロックするにはいくつかの産業が必要で、各スロットの取得は徐々に難しくなっていきます。

このフォーカスは産業分野に投資すればするほど、より多くの市民をアンロックすることにもなります。
ですから早い段階でその枠が欲しいのであれば産業を犠牲にしなければならないかもしれません。

このパックの他のすべてのフォーカスツリーと同様に、ウルグアイとパラグアイは共有の軍事部門を使用します🙂

ウルグアイ

パラグアイ

これらは合計2つのツリーです!
皆さんお元気で。リリースを楽しみにしていてください。

来週について

再びAveeBeeです。今週はここまでです。楽しんでいただけたでしょうか?
Trial of Allegianceを楽しみにしています!

来週は、仮想歴史ルートのブラジルを取り上げます。

それでは!


以上

振り返り感想

HoI4開発者日記 第315回でした。

今回も記事作成が遅くなってしまいました。
ていうか分量があまりにも多すぎるんよ…😥

来週はブラジルの仮想歴史ルートとのことですが、また分量が多いと思われますので記事作成は遅くなると思います。
ご了承ください。