今回、分量画像共に多いのでPCでの閲覧をおすすめします。
Hearts of Iron IV 開発者日記 第153回目を紹介。
今回も開発者日記が公開されたのが非常に遅く、その分紹介記事作成も遅れてしまいました。
これで3回連続で遅い公開でしたので今後は木曜日に紹介記事の投稿という形にしたいと思います(また以前の時間帯に戻れば水曜投稿にします)。
今回は政府の追放に関するトピックです。
いつものように内容を紹介してみたいと思います。
[記事内の画像はパラドフォーラムより引用]
Hearts of Iron IV 開発者日記 2018年9月19日分(第153回) 追放された政府
皆さんこんにちは。Man the Gunsの新しい日記へようこそ。
この拡張には海軍と民主主義という2つのテーマがあります。これまでは米国と英国について紹介した日記がありましたが、今日は追放された政府をどのように補佐し、征服者について対抗できるかについて話します。
また英連邦内での帝国会議開催についても紹介する予定です。
亡命政府の庇護
枢軸軍によって蹂躙された多くの国、例えば(そしてこれらに限定されませんが)フランス、ギリシャ、ノルウェー、オランダ、チェコなどの一部は少数の亡命部隊を派遣することとなるでしょう。
これらは陸軍だけではなく空軍と海軍にも当てはまります。
よく知られている例としてポーランド人の話があります。
彼らはフランス、ノルウェー、北アフリカ、ノルマンディー、北欧に男性が25万人近く亡命し、Battle for Britainの戦いではポーランドのパイロットが彼らの能力を発揮しました。
この特徴の主な焦点は、ドイツが征服している国の政府が亡命先のホスト国から機能し力を貸すことができるという形で、民主主義に余力を与えることです。
亡命政府は正当な政府として世界の政府によってどの程度認知されているのかにより、ある程度の合法性を持っています。
合法性が高いほど、追放された政府は多くの利点が得られます。
スケール上の各ステップに達すると、以下の内容がアンロックされます(いくつかは複数の場所で)。
- 追放されたベテラン師団を訓練し、展開する能力(詳細は下記参照)
- 追放された人員が空軍を持つ能力。これらは高い経験レベルから即座にスタートします。
- 追放された将軍。これらの人物は追放された師団と相乗効果があります。
合法性の要素は、実際に降伏する前に最初に得ていたものとなります。
戦争スコアが高いほど、亡命政府スタート時の正当性がより高くなります。
もし降伏する際に、あなたのすべての師団を安全な場所まで移動させたり、解放できるならそうしなさい。あなたは多くの兵を得ることはできないし、より多くのものを得ようとするのは困難な道程となります。
あなたが実際に追放されたら、あなたは戦争の手助けをすることによって合法性を獲得できるでしょう。
これらは両方とも歴史的な意味合いを持ち、プレイヤーができるだけ激しく戦う事に良い理由付けがあることを意味します。
一度国家が降伏し追放されると、それはいくつかの物資を得ることができます。
政府の合法性に応じて備蓄の一部が払い下げされ、一部の師団が(重大な設備の喪失により)逃げ出し、長期間(おそらく小さなボートで漂流していたか長い迂回路を辿っていたのでしょう)行方不明になった後亡命先に登場します。
これらの師団は追放された退役軍人という扱いになります。
追放された退役軍人部隊は一般により良い経験値を持ち、その国の占領者と戦ったときに戦闘ボーナスを得るだけでなく、古いコア地域では追加のボーナスを得るでしょう。
したがって、これらの師団は非常に貴重で強力です。
彼らは既存の軍と同じ様に訓練が行なえ、またDLC、Together for Victoryを持っていればあなたが独自のテンプレートを適用させることもできます。
追放政府の遊び方
亡命中のプレイは、あなた自身を制限することになるので、私はマルチプレイヤーがシングルプレイヤーよりも人気が高いと思っています。
ですが、チャレンジが好きな人には亡命プレイが可能であることを確認た上でいくつかのメリットを与えようと思っていました!
あなたの亡命先であるホスト国がAIの場合、到着したベテラン師団のコントロールを貴方に引き渡すことによってプレイヤーにとって役立とうとします。
追放された司令官もあなたの支配下に置かれます。
一部の亡命者には土地が全くないので、あなたの師団を武装させるための設備の貸し出しには亡命先政府に依存する必要があるでしょう。
あなたが完全に土地がない状態なら、あなたの政府の正当性に基づいて幾ばくかの人材の提供を得るでしょう(ポーランドはオランダやフランスは必ずしもそうではないが、このポジションにいる可能性が高い)。
あなたが追放された国家である場合、あなたは国のスクリーン上であなたの合法性を追跡することができます。
また、ホスト国のようにより詳細なビューを表示することもできます。
また、追放された国々には、彼らの成長を助け、成果を祝うためのいくつかの新しい決定システムもあります。
私たちは、チェコスロバキアが決定から生まれるように、通常では倒壊しない国家の亡命も計画しています。
帝国会議
こんにちは!ここからはBratynが担当します。
英国の国家方針ツリーの開発者日記におけるスレッドでは 、多くのコミュニティからのフィードバックにて、潜在的な歴史的な要素として帝国会議が欠けていることが指摘されました。
既に特定のスレッドで言及したように、これは修正されました。
Reinforce the Empireパスから伸びるDominions開発の枝分かれを再編成し、3つの新しい国家方針を追加しました。
カナダ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドを発展させた後、現在、帝国会議を開催することが可能になりました。
そうすることで、関与するすべての当事者(自分自身を含みます)に通知イベントが送信され、その後Imperial Conference(帝国会議)の決定がアクティブになります。
しかしながら!このカンファレンスは120政治力を要するにもかかわらず、60日間しか猶予がないので、「帝国会議を開催する」という国家方針のためにはあなたは政治的な力を大量に抱えて準備しなければならなりません。
あなたの行動を承諾するであろう、そして意見に占める割合の大きな自治領を考慮し、あなたは会議を開始する前にそれらとの関係を高める準備したいかもしれない。しかしたぶん、60日ではあなたはこの準備のための時間はないと思われます。
最後に、意見を実際に重要なものとさせるため、ゲーム内におけるすべてのポジティブな意見の重み付けは半分にされました。
これによりあなたは、会議期間に、全てのあなたの領土(そしてインド)において-100の意見への補正が働くことになります。
つまりあなたの提案を受け入れるAIの可能性を計算するため、私達が意見の補正値として0~100範囲を使用することが可能となります。
作成できる動議は次のとおりです。
- 帝国防衛:受け入れる各自治領は365日間、工場と造船所に10%の生産ボーナスを得る。受け入れには政治的力を25必要とする。 受け入れる個々の自治領ごとに英国は365日の間、工場および造船所に3%の生産ボーナスを受ける(全ての5つの自治領が受け入れれば最大で15%のボーナス)。
- 帝国貿易:受け入れる各自治領は自由貿易法(これはより多くの量の資源を輸出に利用できる)に転用され、英国は+50の貿易関係の意見修正を受ける。
- 帝国経済:受け入れる各自治領は、365日間、民需および軍事施設および造船所において10%の建設速度ボーナスを得る。受け入れには政治的な力を25必要とする。受け入れられる各自治領につき、イギリスは365日間、民間および軍事施設、造船所で3%の建設速度ボーナスをえる(5つの自治領が全て受け入れれば最大15%のボーナス)。
- 宥和政策:英国が戦争していない場合にのみ利用可能。受け入れる各自治領は10%の戦争支援を得る。受け入れるには政治的な力を25必要とする。受け入れられる各ドミニオンについて、イギリスは3%の戦争支援を受ける。
さらに、以上4つの動議を受け入れる自治領側も、受け入れた動議につき英国から10の意見を得るでしょう。
これにより、単に意見を受け入れてもらう以外にも関係を改善することにもなります。
各動議にはスタート時に50の政治力が必要です。
もちろん、すべての値はテストに基づいて今後変更される可能性があることに注意してください。
各動議は、英国のための開始イベントで始まります。
ここでは、各自治領の意見に基づいた判定を行うのか、結果に影響を与えるために様々な程度の政治力(現在は25と50に設定)を投資するかを選ぶことができます。
自治領に影響を及ぼすことは、彼らが「はい」と言う可能性を倍増(25ポイント)、3倍(50ポイント)にします。
もしあなたに100の同意があれば賛成への絶対保証となります。
最後に帝国連合の動議についてです。
これは、少なくともカナダ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドが満場一致で動議を受け入れない限り効果は発生しないため、上の4つとは少し異なります。
この動議を開始するには100の政治力が必要です。
インドは特殊なケースです。
彼らは自治領ではないので、もしあなたが彼らのサポートをしたいのであれば、まずそれを自治領にする必要があります。
これが新しい「インド自治」の焦点になるポイントです。
この作業を行うことでRajは自治領となり、2年間自治権を+0.5にします。
帝国連合の前にこれを行う場合、Rajは連邦議会の提案を受け入れることができます(他の自治領と同じ意見規定に従う)。
会議を開始する前に独立性を与えないと、彼らは常にそれを拒否します。
5つの自治領がすべて受け入れた場合、彼らはAutonomy(独立性)を1日当たり-3ずつ減少させる国家精神の効果を受けます。
独立性のレベルを傀儡国家まで完全に減らすためには、手動で政治力をを支払う必要があります(そして、これらの受け入れレベルは「Man the Guns」DLCのために「Together for Victory」DLCによりロックされています!)、自治国すべてがAutonomyレベルであれば、「帝国連合」の国家方針を採用することができます。
インドが何らかの理由で同意しなかった場合、他のすべての自治領はその計画をキャンセルするか、または他の自治領と一緒に押し進めてインドを独立させることができます。
この独立性削減プロセスに長い時間が必要な理由は、統合が長期的なプロセスであることを説明するだけでなく、それがどれほど強力で達成するのが難しい(または少なくとも遅い)ことを表現するためです。
このアイデアは、ゲーム中盤向けて実行が可能です。現在これにはおよそ3年かかります。
もちろん、すべての値はテストに基づいて変更される可能性があります。
特に、自治領を統合できる速度は変更される可能性があります(調整が必要な場合は、より迅速に行われる可能性があります)。
「帝国連合」に焦点を当てることは、以下の複数のことを行うでしょう。
- カナダ、オーストラリア、ニュージーランドは、すべての部隊と軍の指導部を英国に移転させ、併合し、すべてのコア州が英国のコア州になる。
- 南アフリカはすべての部隊と軍の指導部を英国に移転させ、併合されるが、文化的な相違点とそこに残っている反英心情を表現するために、コア国は英国のコア州にはならない。
- 英国インドは合意すれば、すべての部隊と軍の指導者を英国に移転させ、併合するが、文化の違いを説明するために、彼らのコア州は英国のコア州にならない(術tのインドの人的資源への完全アクセスも遮断される)。
- イギリスは新しい地図の色、名前、国旗で新しい装飾タグを取得する。
英国連合のために用意された名称と旗は以下のとおりです。
民主主義:英連邦
ファシズム:大英帝国
共産主義:英人民連邦
中立国:大英帝国連邦
※インドが含まれている場合は下のデザイン。
以上
振り返り感想
今回はとうとう開発者日記冒頭での遅れたことに対する説明もなくなってしまいました。
なので、今後も遅い時間での公開で固定なのかもしれません。
まず感想としてはとにかく分量が多すぎて2回に分けても良かったんじゃないだろうかというようなボリューム。
追放政府と英連邦の機能追加はどちらとも面白そうな要素ですね。
ただ、英連邦の統一についてはMan the GunsだけでなくTogether for Victoryも必要(と読み取れた)のようです…
できればDLCによって新たに追加される機能はそのDLC単独で完結してほしいなぁと思います。
HoI4 開発者日記 第153回 2018年9月19日分は以上となります。