Hearts of Iron IV 開発者日記 第170回目を紹介。
今回は私達の日本に関するトピック、大日本帝国海軍についてのお話です。
https://forum.paradoxplaza.com/forum/index.php?threads/hoi4-dev-diary-the-imperial-japanese-navy-aar.1149079/
なんですが…
今回はAAR(アフターアクションレポート)であって、ゲームの新要素を紹介するといういつもの開発日記とは趣が異なります。
ですのである程度簡略化して紹介したいと思います。
以下、パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
[記事内の画像はパラドフォーラムより引用]
Hearts of Iron IV 開発者日記 2019年1月30日分(第170回)
今回の日記担当はHoI4サブコンテンツリーダーのArchangel85さんです。
冒頭のあいさつ
こんにちは。
1月のスウェーデンの凍った荒れ地から届ける、新しい開発者日記にようこそ。
今日、我々は海上戦のシナリオの一つの短いAARを紹介します。
これは私とNiallの間のマルチプレイゲームとしてプレイされ、Niallの操作する汚らわしいアメリカ帝国主義者に対抗するため、私は日本の名誉を称えて防衛するというプレイです。
日本対アメリカのAAR
- 日本からスタートし、すぐに多くの問題に直面した。
- 特に石油に関しては非常に資源が限られている。
- 船や飛行機や戦車の製造は行えるがそれらを無料で走らせることはできません。
- もし私が自分の船をアップグレードしたい場合海軍経験を必要とする。
- しかし中国はそれをたくさん提供することはほとんどない。
- そこで自分の艦隊の訓練ミッションを実行する必要がある。
- しかしそれは急速に燃料を浪費する。
- 多くの石油をトレードすることができたが、軍事力を増強するために産業を築くか、または鋼鉄と交換するための民需工場を必要とする。
- より迅速に産業を築き、艦隊の規模を拡大するため、石油の取引を最小限に抑えることにした。
- 最初の標的はもちろん中国だ。
- 1937年中頃に中国との戦争をスタート。
- 中国を過小評価していたことがすぐに明らかになる。
- 数週間、国境に沿って激しい争いが発生しAIが正面から軍隊を引き離そうとする多数の海上揚陸はすぐに地元の駐屯地に封じ込められる。
- しかし少なくとも海に押し戻されるということはない。
- 問題の一部は、侵略支援を受けている艦隊にこちらの戦艦のいくつかを含んでいることであり、それにより莫大な量の燃料を使い果たした。
- そして航空支援の多用により戦争の流れを変えようとする私の試みは、さらに私の燃料供給に食い込んだ。
- 1938年初頭までに日本はゆっくりと前進し、中国に深刻な犠牲を負わせることに成功した。
- しかし日本の燃料備蓄はたった30日分に縮小した。
- 日本の主な推進力を支えるためだけに航空支援を減らし、陸軍の砲撃を提供する海軍を港に送り返した。
- これにより進捗は遅くなるが最終的に揚陸へと繋がり、恥ずかしい初戦の敗北は少なくとも免れた。
- 陸軍経験値の膨大な量によりNiallに比べ、かなり速くドクトリンツリーを駆け抜けることが可能になった。
- 残念ながら、太平洋戦争は陸上で戦われることはないだろう。
- たとえ1940年中頃まで中国が立ちふさがっていても、1941年初頭までには倒せるだろう。
- その間、Niallは静かに彼の艦隊を近代化し、再配置を開始した。
- ヨーロッパでイギリス人を助けるために彼の労力の大半を費やしているとしても、彼が私に対抗するため何かを用意しているのは間違いない。
- 私は中国での戦争管理にかかりっきりになっていた。
- しかし、ゲーム外の情報(Niallが自分の駆逐艦の大群が私を全滅させることになるとキッチンで自慢していた)を受け取った。
- 私の艦隊には重要な機能が欠けていると気付いた。
- 最初の日本の軽巡洋艦はかなり平凡で、ほとんどは20年代に建造されたものだ。
- 3つ以上の軽巡洋艦のバッテリーモジュールでブルックリンクラスの巡洋艦のようなものに対して銃撃戦で勝つという任務には向いていない。
- 私が持っているのはたくさんの魚雷だ。
- そこでアップグレードされた魚雷とより良いランチャーを研究することに少し投資した。
- そこで、私は中国全土でゆっくりと自分の道を磨いている間、戦略を決めた:
- 相手は大量の燃料を消費でき、こちらは空母をカバーするのに十分なので、新しい戦艦は必要ない。
しかし後にNiallが現代の戦艦を開発することに対する保険として、少なくとも1つのYamatoクラスを作ることにした。 - 4つの軽航空空母を使う。日本が最初から持っているRyujoとHoshoの2つに加えて2つのZuhioクラスを建造。これらはそれぞれ40機しか搭載できないが、オランダ領東インド諸島内およびその周辺での作戦をカバーするために使用する。
- 4つの航空母艦に更に4つの航空母艦を加える。AkagiとKagaにさらに2つのSoryu系航空母艦が加わり、中部太平洋地域の主力を形成する。
- 防空と魚雷に重点を置く。デュアルパーパスのメイン武器を研究した後、改良された対空砲とより良い魚雷兵器を持つ新しい駆逐艦クラスを設計する。
これらは日本の国家焦点により軽魚雷巡洋艦と結合される。 - 多くの海軍爆撃機が接近する敵にダメージを与える。戦闘が終われば相手の損傷した船は修理のために近場の海軍基地を見つけようと試みるだろう。
そのため、海軍爆撃機がそれらを港で攻撃する準備を整えるためそれらを完成させておく。 - 艦隊の駆逐艦に対する防御の弱さを確認した後、私は軽機銃サポートのMogami級重巡洋艦のバージョンも設計した。私はこれらを4つ作った。
- 相手は大量の燃料を消費でき、こちらは空母をカバーするのに十分なので、新しい戦艦は必要ない。
- しかし艦隊の主な目的はオランダ東インド諸島の資源の豊富な地域をつかむため揚陸を支援することだ。
- これらの島々を行き来するシーレーンを守るために、私はフィリピンを守る必要があるだろう。
- そしてこれには運も必要だろう。
- 私の戦力がスマトラ、ジャワ、ボルネオを手に入れられることには疑いがない。
- しかしマラヤ連邦を取るのは難しいかもしれない。
- そして私はすでにNiallがフィリピンを強化し始めていることを知っている。
- 私は水陸両用装甲を前もって研究していた。そして今では中国が平和になったので生産を始める。
- 私は先を見越し、改良された海軍爆撃機と次世代の空母機についても研究している。
- 主な目的地を確保したら、艦隊をステージ2に移動させオーストラリアに向かわせる間、海軍爆撃機の群れを使う。
- もう少し時間をかけるために、1942年初めまでアメリカへの攻撃を遅らせた。
- これにより、2艦隊の第2攻撃力を形成することができる。
- 最初の戦いは非常に良好となった。
- 私の偵察隊が相手の偵察部隊の1つを見つけ私の攻撃艦隊が出撃する。
- そういった短い戦闘の場合、Niall自慢の駆逐艦は私のアップグレードされた巡洋艦と駆逐艦相手には向いていない。
- 私の攻撃艦とパトロール艦が多数の護送隊を迎撃すると、局面は混沌とする。
- 相手は最初にフィリピンに向かうと思っていたが、彼らは代わりに中央太平洋の島を抑えに来ていることが判明した。
- 敵は自分の侵攻護送船団を隠さず、戦艦と空母を攻撃任務に従わせることにしたので、物事は敵にとってうまくいかない。
- いくつかの師団は海上で効果的に破壊され、足場を得ることができない。
- 同時に私のDEIへの侵攻は、IseとHyugaという古い戦艦の支援を受け、ボルネオに上陸しようとしている間、激しい抵抗に遭遇した。
- 私はいくつかの戦術爆撃機を戦場に移し、行き詰まりを打破する手助けをし、進行が始まった。
- 二面攻撃は足場を築くことに成功しているが、それはNiallが怠け者だったのではなく、この活気のある分野であらゆる局面のために戦う準備をしていたためだ。
- 私の海兵隊がまだフィリピンで上陸するのに苦労している間、より大きなドラマがビスマルク海で繰り広げられる。
- Niallのパトロール艇の1隻が私の空母艦隊を見つけた後、Niallはついに彼の主な攻撃力を解き放った。
- ビスマルク海の戦いは、大日本帝国海軍にとってはあまりうまくいかない。
- 軽微な修理のために何隻かの戦艦が分離された状態で、米海軍は私の上陸部隊を突破し、私の空母のラインまで駆け抜け、4隻すべてを沈没させた。
- 残存艦隊はバラバラに帰路につき、そして私の攻撃線が米国の最大の戦艦に向かおうとしたため、多くの船は猛烈な交戦中に大きく損傷を受けた。
- しかし、Niallの勝利はコストの急増をもたらした。
- 彼の戦艦の大部分はひどくダメージを受けており、そして彼には勝利の後の手がない。
- それ以上に私はまだ予備の空母6隻(2空母、4軽空母)を持っている。
- またビスマルク海を捜索している数百の海軍爆撃機が、戦艦が修理のためにより安全な港に帆走する場合に攻撃を行う。
- 敵艦のうちいくつかは退却時にさらにダメージを受け、それらの多くはほぼ1年間戦線から離れることとなった。
- Niallは私の攻撃力を非常に厳しく鈍くしましたが、主な目的であったDEIでの私の作戦を妨害するものは何もない。
- 彼はあまりにも多くの護送船を犠牲にしたので燃料を補給できず、フィリピンを補給に使って浮沈空母として運用することは不可能となった。
- 日本が南部資源地域を征服することは歴史上の出来事では無いが、もはや日の出が起こるように自明のものとなった。
- 後から振り返って、これまでの海戦から得た改善点は次のようになる。
- 重要な局面でNiallを捉えるためのレーダーが欠如
- 燃料問題による訓練の欠如
- 海軍爆撃機が進入の際に敵を混乱させることに失敗した場合に備えた海兵隊不足
- 空母を敵の戦闘艦隊から守るのに十分な船が無い。Yamatoは何隻かの船を沈めて生き残ったが、3隻の大型巡洋艦を使ったほうがおそらくより良い結果をもたらしただろう。
- 同時に敵と遭遇した際、よい働きをするための軽戦力の不足
今日はこれですべてです。
以上
振り返り感想
今回は我らが大日本帝国を主人公にしたパラド社HoI4チームの方によるAARの紹介でした。
内容についてはあまりコメントできることは無いのですが、こういうAARをこのサイトでもやってみたら良いのかなぁと思ってみたり。
ただ、管理人はゲームがあまりうまくないので、人に見せられるような物ができるんだろうか・・・という不安はありますけれども。。。
HoI4 開発者日記 第170回 2019年1月30日分は以上となります。