Hearts of Iron IV 開発者日記 第196回目を紹介。
今回も新DLC、Espionageの機能を紹介する日記です。
[記事内の画像はパラドフォーラムより引用]
Hearts of Iron IV 開発者日記 2019年11月6日分(第196回)
冒頭のあいさつ
みなさんこんにちは。今日はスパイ活動について話し続けます。
今回はスターと主な資源―つまり工作員についてカバーします。
工作員は、海軍大将や将軍と同様な新たなキャラクタータイプです。
しかし艦隊の軍を率いるのでなく、3つのことに使われます。
外国での工作、任務及び作戦に対する本土の防衛(後日の日記で取り扱う)です。
募集
工作員はAgency(エージェンシー)から募集します。
工作員の最大限度数は、あなたの保有するエージェンシーのアップグレード数とあなたがスパイマスターかどうかに依存します。
スパイマスターは派閥の規模に応じて、より多くの工作員と連絡を取ることができます。
スパイマスターで無くても何かをすることはできますが、その機能はずっと制限されています。
募集をかける時は3人の中から選ぶことができます(アップグレードにより増加する可能性があります)。
工作員は新人としてスタートしますが、経験を積むことで能力を高め完全なエージェントになることができます。
能力の中には積極的に活動することで得られるものもあれば、最初から持っているものもあり、特殊部隊での指揮訓練など高度化によって得られるものもあります。
残念なことに私は特性を示す画像を今回用意していませんでしたが、いくつかの例を挙げてみましょう。
- Tough:捕獲された場合、より少ないインテリを放棄します。
- Natural Orator:在外公館の能力向上と連携体制を構築。
- Seducer:ソフトタッチ(または敵に関係するもの)を必要とするミッションとオペレーションへのボーナス効果。
- Commando:戦闘または秘密の侵入を必要とする作戦に対するボーナス。
- Double Agent:敵国に転身したエージェントには、出身国で活動するためのボーナスが与えられます。
- Master Interrogator:カウンター・インテリジェンスに取り組む際に、敵の工作員を捕らえるチャンスを増やします。
その他多くのものがあります…。
工作員は国籍(少なくとも1つ)を持ち、母国で活動することにボーナスがあります。
Agencyは外国(プレイヤーの敵を含む)籍の現地人として通用するエージェントを採用する機会を増やすため、Localized Training Centers(現地人化トレーニングセンター)のようなアップグレードを行います。
この仕組みは、ドイツ占領地域の工作員を採用し、彼らが容易になじみやすい任務に送り返すことができるので連合軍に利益をもたらすでしょう。
ミッション
工作員はマップ上でさまざまなミッションを実行できます。
ミッションの強度と影響は、一般にネットワークのサイズと強度に依存します(以下の詳細を参照)。
カウンターインテリジェンス:
他に何もしないエージェントのデフォルトミッションは母国内でカウンターインテリジェンスを実行することです。
これはあなたの国のカウンターインテリジェンスの価値を高め、敵のスパイに対抗するのに役立ちます。
ネットワーク構築:
工作員はエリア内の連絡先ネットワークを構築します。
数人の工作員がネットワークの到達範囲を拡大するか、より迅速に構築するのに役立ちます。
ネットワークには次のようなさまざまなパッシブ効果があります。
- 海軍の侵略ペナルティの削減
- 敵の侵入に対処する、または計画に対するボーナス効果
- ネットワークに入る際の分割計画の迅速化(経路上の最初の敵の状態に基づく)
- 地域での戦闘におけるインテルの優位性の向上(25%)( intel ledgerのintel reworkに基づきます。)
- 国家レベル強度に基づいて、国家のインテルを提供します。
ネットワークが港を囲んでいる場合海軍の情報が得られます。残りは均等です。
ネットワークは都市(特定のサイズのVPs)をターゲットとし、エリア全体に広がります。※原文「VPs」が何を指してるか分かりませんでした…。
複数の工作員のネットワークをより大きなネットワークへとリンクできます。
ここにイギリスのエージェントが一人の工作員と協力している例があります。
選択された工作員”Sparrow”に気付くことができます。
工作員にはもちろんコードネームがあります(スウェーデンのコードネームを選ぶのはとても楽しかったです)…。
静的ネットワーク:
ネットワークをすぐに使用する予定がない場合は、静的モードにすることができます。
それはもはや効果を与えませんが、あなたの工作員のいずれかが捕らえられるリスクが非常に小さいくなります。
たとえば、将来の侵入に備えて大規模なネットワークを準備している場合に最適です。
ブーストイデオロギー:
これは古いディプロアクションに取って代わるもので、あなたの工作員がターゲット国家のイデオロギーに影響することができるようになります。
プロパガンダ:
このミッションは、対象国の安定性と戦争支持にダメージを与えるために使われます。
レジスタンス・ルートアウト:
レジスタンスとの戦いを助けます。
トレード・コントロール:
貿易においてより大きな資源をプレイヤーに与えるため、あなたの味方を増やし敵を減らすことによって貿易の意見に影響を与えます。
複数の国が関与している場合は互いに打ち消し合いますが、それでも第三者を制限します。
外交圧力:
AIがあなたの派閥だけを受け入れたいと思うようにし、他の派閥に参加するためには、人間のプレイヤーはより高い緊張度/意見レベルを持つ必要があります。
複数の国の工作員が関与している場合は互いに打ち消し合いますが、それでも第三者を制限します。
これはマルチプレイヤーの場合だけでなく、誰かに参加してもらいたい場所を巡ってAI国家と競争している場合にも非常に便利です。
防衛
上記のようなカウンターインテリジェンスに基づく工作は、 カウンター・インテルの値とともにあなたの国を守るのに役立ちます。
この値は、敵エージェントの検出と停止の容易さ、および国内でのオペレート(今後の日記を参照してください)の困難さに影響します。
この例では基本値が2で工作員が3を追加し合計して5になります。
工作員が発見されると、いくつかのことが起こる可能性があります。
強制地下室行きまたは負傷:
工作員は作業を放棄し、拘束されないように低く横たわっていなければならなくなります。
ネットワークを含むすべてのミッションはこの期間保留され、他のエージェントがいない場合ネットワークは減退し始めます。
捕縛:
敵に捕らえられた工作員はインテルを彼らに漏らし、最終的には殺されるでしょう(救助されない場合は)。
またここでのインテル・リーク(情報漏えい)を最小限に抑えることができるのは、自爆薬を割り当てられた工作員です。
工作員が捕縛されると、彼らと一緒に働いていた人々も捕まったと想定されるので、彼らのネットワークに直接影響を与えます。
殺害:
ごくまれに代わりの工作員をリクルートするためのスロット1つが空く形で工作員が殺害されることがあります。
防衛系ゲームにおいては、必要な細部を作り出すことに対して慎重となるので、防衛側にとってはほとんど受け身の作業となります。
しっかりした防衛力を持ち、敵の工作員を捕らえることで、敵に集められた情報から少し利益を得ることができるかもしれません。
今週はこれで終わりです。また来週お会いしましょう!
以上
振り返り感想
今回は工作員(スパイ)がどんな事をするのかについて掘り下げた内容でした。
一見マルチプレイ向きの機能かな?というものであっても
シングルプレイでも効果があるとのことなので奥深そうなシステムという印象。
一方で、これだけ新たにやれる(やらなければいけない?)ことが増えるとなると
マイクロ管理というか、ゲーム中の作業量がますます増えそうです。
ゲームを遊ぶ時のプレイヤーの負担がどのくらい増えるのか?というのも気になります。
正確を期すよう努めていますが詳細はパラドックスサイトの原文をお読みください。