HoI4 開発者日記 第239回 供給とマルベリー港 2021/6/30

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更新情報

Hearts of Iron IV 開発者日記 第239回目を紹介。

今回は供給についてのお話です。

HOI4 Dev Diary - Supply and Mulberry Harbors
Greetings all, and welcome to today’s dev diary on the huge supply system update coming with the Barbarossa update. Befo...

今回の開発日記が開発陣の夏休み入り前の最後の日記となるようです。

以下、パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
正確を期すよう努めていますが詳細はパラドックスサイトの原文をお読みください。

[記事内の画像はパラドフォーラムより引用]

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Hearts of Iron IV 開発者日記 2021年6月30日分(第239回)

今回の日記担当はHoI4ディレクターのArheoさんです。

冒頭の挨拶

皆さんこんにちは。
本日はバルバロッサアップデートに伴う供給システムの大規模なアップデートに関する開発者日記をお届けします。
まず始める前に、これが夏休み前の最後の開発日記になりますので、早くとも8月のどこかまでは何も新しいことは起きないとお伝えしておきます。

前回、供給についてお話した後、いくつかの点が変わりました。
私たちはトラックの需要が急増し突出した状況に対処する事は難しくまた個々の供給ハブに過負荷がかからないように注意する事はやや負担が大きいことがわかりました。
またマップモードの仕組み上、供給がどの程度適切に流れているかを予測するのは非常に難しいと感じていました。

今回のおさらいでは、これらの欠点を解消することを目的としています。
部隊が複数のハブから供給できるようになりました。
またトラックは必要不可欠なものではなく、ハブに割り当てることでより遠くに物資を送ることができるようになりました。
最後に、マップモードが変更され分隊の現在のステータスだけでなく供給の広がりもより適切に表示されるようになりました。

供給フロー

首都に接続された各ハブから潜在的な供給が外側に向かって投影され、それらが重なっている場合は加算されます。
これは下の画像で明るい色で表されています。
供給がハブから移動するのに距離が必要な各州では、供給の一部が失われるため量が減少します。
この量は地形や川を渡ることなど、様々な要因によって異なります。
下の画像で濃い紫の部分は現地での供給のみに減少され、赤オレンジで強調された部分は重大な供給問題に悩まされているユニットがいる場所を示しています。

上の画像では、ウクライナ/コーカサスの前線が主に苦戦していますが、これは占領した鉄道が変換される前に過剰に展開しているためです。
そのため現地では多くの鉄道網が稼働していません。

鉄道を接収すると自分が使えるように変換されるまでのクールダウンが長くなり(ダメージの修復、ゲージサイズの変更、一般的なメンテナンスが組み合わされる)、ハブが繋がっていないと供給ができなくなります。

各ハブからどれだけの出力が得られるかは、首都からの供給に繋がる鉄道のレベルに依存し、その合計最大値はプレイヤーの産業基盤(ですのでルクセンブルグは、たとえばソビエト連邦のように多くの食糧を供給することができません)に依存します。

ここにおいて、時計アイコンはまだ変換されていないレールを示し、赤い十字のついたハブアイコンはネットワークに接続されていないことを示します。

モータリゼーション

ハブの航続距離を伸ばすために(おそらく前線への供給を良くするため)、モータリゼーションレベルを向上させることを選択できます。
右側の馬のアイコンはノードからモータリゼーション(電動化)の供給がないことを示していますが、より高いレベルのモータリゼーション状態に切り替えることを選択できます。
この場合、備蓄されているトラックを使用することになりますので注意してください。

また軍隊にモータリゼーションのレベルを設定することも可能で、その場合プレイヤーの操作を必要とせず軍隊が使用するハブのモータリゼーションを自動的に切り替えることができます。

ハブには他にもいくつかのオプションがあります。
星印のアイコンは降伏の進捗が十分に進んでいる場合に供給拠点を新しい場所に移動させることができます。
これにより、首都がされたり囲まれたりする問題を回避することができますが、新しい場所を準備するた供給不足の期間が発生します。

その隣にある青い旗は味方のノードへのアクセスをコントロールすることができます。
これは前方に配置したくないAIにフラグを立てたり、窮地に追い込まれないようにするための優れた方法です。

レールアイコンを使用すると建設モードにすばやく切り替えてそこからレールを延長できます。
一方、緑のプラスアイコンはノードが首都に戻る際に発生する可能性のあるボトルネックを解消するため、レールの構築を自動的にキューに入れます。
シェブロン(山形紋)のアイコンをクリックすると列車の割り当てを優先することができます。

Floating Harbors(浮遊港)

No Step Back DLCの一環として海軍の侵攻に新たな局面を導入します。
浮遊式もしくは「マルベリー」港を、適切な研究が完了すると建設できるようになります。

これらの重厚で高価なインフラストラクチャは(上記の数字についてはあまり詳しく見ないでください)、日常的な着陸を目的としたものではなく、ノルマンディーの戦いなどの大規模なオペレーションで使用される機器を表すものです。

浮遊港を利用した海軍の侵攻は、侵攻対象の州に平行して置かれた港の装置で表現され、その場所に直ちにストックのある補給拠点が作られます。

1つまたは複数のフロート港を慎重に使用すれば、重要な敵の港を直ちに攻略することなく、かなりの侵入力を維持することができます。
もちろん、港は侵略の最初の標的であり続けるべきであり、フロート港によって作られた供給ハブは一時的なものになるでしょう。
つまり敵の航空優勢の強さと他の要因に依存し数週間または数ヶ月間続きます。

もちろん、供給に関してはまだカバーすべきことがありますし、今後はこの問題についてまた別の開発者日記を書きますが、これまで見てきたことを気に入っていただき夏以降にまたお会いできることを願っています!

NSBの新しいローディング画面

そして最後にもうひとつ、NSBの新しいローディング画面のうち1つは、この素晴らしいポーランドの騎馬隊です。
我々はこれを夏の間の壁紙として皆さんと共有しようと思いました(心配しないでください最終的にはソビエトの騎兵隊が登場します!)。

この絵の背景にあるビジョンは、「クロジャンティの突撃」をより歴史的に正確に描写することでした。
これは第2次世界大戦の初期に行われた戦闘で、ポーランドの精鋭騎兵隊が休息中のドイツ歩兵隊を奇襲し防御の準備が整う前に突撃し退散させたものです。
彼らはその後ドイツ軍の装甲車を前にして撤退しました。
この戦いが有名なのはポーランドの騎兵がドイツの戦車に突撃するというしばしば公式に繰り返される非歴史的な見方がスタートにあり、私たちはもっと正確なものを作ってみたいと思いました(背景は無視してください。私たちは野原での壮大な日の出を我慢できませんでしたが、雰囲気はあると思います)。
3種類のアスペクト比の壁紙を用意しました😊

管理人注:壁紙は元ページよりダウンロードできます。

以上

振り返り感想

HoI4開発者日記は今週で一旦中断に入ります。
早くても8月の再開とのことですが、パラド社の夏休みが8月上旬で終わるわけではないので再開はまた9月頃かなぁという感じで捉えておこうと思います。

ということで日記の紹介記事もまた再開されるまでお休みになります。

現状、当サイトのメインコンテンツが日記の紹介だけになっており、
となるとこのままだと9月(仮)までサイトを更新しない事になってしまいます。
ちょっとそれは流石にまずそう…😥

なのでまたちょいちょいModの紹介をやっていけたらと考えてます。

※ただ管理人がもうずっと忙しくて毎週更新できるかは分かりません(というかおそらく毎週Mod紹介は無理です)😥
しばらく更新は不定期になると思いますm(_ _)m