HoI4 開発者日記 第293回 デンマークの正史ルート

スポンサーリンク
更新情報

Hearts of Iron IV 開発者日記 第293回目を紹介。

今回は新DLC、Arms Against Tyrannyに伴って改定されるデンマークの正史ルートがテーマとなっています。

以下、パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
正確を期すよう努めていますが詳細はパラドックスサイトの原文をお読みください。

[記事内の画像はパラドフォーラムより引用]

スポンサーリンク

Hearts of Iron IV 開発者日記 2023年6月28日分(第293回)

今回の日記担当はHoI4スタッフのParadox_Danneさんです。

はじめに

Velkommen til Danmarks historiske Dev Diary!(デンマークの正史ルートを取り扱う開発者日記へようこそ!)
今日の開発者日記は鋭い観察眼をお持ちの皆さんならお気づきかもしれませんが、正史ルートのデンマークについて書かれています(聞き取れなくても大丈夫です。いずれにせよデンマーク語を理解できる人はいないので、あなただけでははありません)。
デンマークはスウェーデン人、すなわち私によってデザインされるという大きな不幸に見舞われてきました。
さて、そのことに少し光を当てて、読者の皆さんに少し背景を説明しましょう。
デンマークとスウェーデンは、他のどの国よりも最も多くの戦争を戦った国です。
私にとってはスリリングなことなのです。私は今、彼らを好きなだけパワー不足にするチャンスを得たのです!

先に進む前にすべてがまだ進行中であり、リリースする前に変更される可能性があることを心に留めておいてください。
ネタバレですが😉、どんなフィードバックや修正も歓迎です!
私が何かを見落としているでしょうか?その場合はぜひお知らせください!
デンマーク語のスペルを間違えましたか?気にしないでください。どうせ私は正しく理解することはできないでしょうから😉

さてデンマークはドイツが侵攻してきてわずか2時間で降伏したことで有名です。
したがってこの開発者日記も同様に短くて甘いものになるでしょう。
では早速本題に入りましょうか。

皆さん、以上がすべてです。

これは非常に気まずい…。
これではダメで、デンマークには少なくともあと2つのフォーカスが必要だと言われました。何かまとめることができるかもしれません。でも、その前に話さなきゃいけないことがあります。

歴史的背景

戦争に至るまでのデンマークの状況と、なぜこれほど早く降伏したのかを理解することは極めて重要なので、まず歴史的背景から見ていきましょう。
デンマークの外交政策全体は、最大の脅威と認識されていたものに基づいており、第二次世界大戦以前はドイツ(その後はソ連)でした。
このような世界観は、プロイセンとの悲惨な戦争とそれに続く1864年の敗戦によって形成されたのです。
この日以降、彼らは中立政策を追求し、ドイツを怒らせないようにできる限りのことをし、軍事費を削減し、最終的に福祉国家になることに集中しました。

このような厳格な中立と軍縮を守った理由の一つは、戦争が間近に迫っていたため、イギリスや北欧同盟から安全保障の保証を得ることができなかったからです。
イギリスはデンマークに意味のある支援を提供する立場になく(そしてはっきりとそう伝えました)、他の北欧諸国は安全保障上の懸念が大きく異なっており、共通の政策の下に団結することができませんでした。
デンマーク人は、潜在的なドイツの侵略に耐える望みがないことに気がつき、主権を強調するための象徴的な部隊を維持する以外には軍事費に手を出しませんでした。

マップの変更

デンマークにどのような変化がもたらされるかを掘り下げる前に、まずいくつかの地図を見てみましょう!
単純にデンマーク全土を一つの州にまとめて、南スウェーデンと改名すべきだという私の提案は、残念ながら否決されました(でも辛うじてです!)。
代わりにデンマークには新しい州がたくさんできました(そうすればスウェーデン人もノルウェー人も、デンマーク全土を少しずつ征服したという甘い感覚を本当に味わうことができます!)。
ご覧のようにドイツにも州が追加され、キール海峡はより正確な位置に移動しました。
合計するとデンマークは現在7つの州から始まります。

それ以外にもデンマークのベルトにも化粧が施されています。

ゲームのスタート

前置きはこのくらいにして、1936年のデンマークのスタートポジションを見てみましょう。

観察力のある方はデンマークが今では、彼らの準備不足と軍縮政策をよりよく反映するために、武装解除国家として出発していることに気づくかもしれません。
第二に、1936年4月に選挙があることに気づいたかもしれませんが、これは他の国のような通常の4年周期ではありません。
デンマークは実際、前回の選挙から4年以内に選挙を実施しなければならないというちょっとした癖があり、2年後とか3年後とかに選挙を実施することができます。
ゲーム内では、これはデンマークが3年ごとに選挙を行うことで表されています(これはあなたが与党を変える絶好の機会になるでしょうが、それについては後述します)が、話が脱線します!
他にも非同盟政党がVenstreではなくBondepartietと呼ばれるようになったことについても、一部の人は知っているかもしれません。
これは1930年のデンマークの政治情勢をより正確に反映していると言えるが、同時に、 「暴政に対抗する武器」 によって選挙や政治全般がデンマークのためにどのように作り直されたかということにもよく合致しています。

また注目すべきは、デンマークは3つの新しいナショナルスピリットからスタートしており、そのうちの2つはかなり悪く、3つ目は状態が悪いことになっています。

Neglected Military(無視された軍事)は、第二次世界大戦が勃発したときのデンマーク軍の貧しい状態を反映していますが、特定のフォーカスを完成させることで、この精神を改善し、完全に取り除くことができます。

世界大恐慌は他の地域に比べてやや遅れてデンマークを襲いましたが、大きな影響を与えました。
その結果、企業は倒産し、農家は差し押さえを受け、失業率は急上昇しました。
これらはすべて政治的な側面での過激派運動の成長に拍車をかけました。
Economic Crisis(経済危機)は、例えばBondepartietを強化したい場合、プレーヤーが有利になるように使うことができます。
しかしNeglected Militaryと同様に、フォーカスによってこの精神を向上させ、取り除くこともできます。

3つのスタート時ナショナルスピリットの最後はデンマークの産業能力であり、これもフォーカスによって向上させることができるますが、ご覧のようにゲーム開始時にはかなり荒れた状態にあります。
Consumer Goods Factories factor(消費財工場の要素)はかなり高いように見えるかもしれませんが、それについて疑問に思っている方もいると思います。
これが高いように見えることはわかっていますし、これは新しい補正値であることは心配しないでください。これについては今後の開発者日記で説明します。

Balance of Powerシステム

アドバイザーと実際のフォーカスツリーの話に移る前に、デンマークのBalance of Power(力の均衡)を確認しておく必要があります。
ここですべての政治的決定が行われ、そのすべてが福祉と戦争のバランスに影響を与えます。
では実際にはWelfare(福祉)とWarfare(戦争)はどのような役割を果たしているのでしょうか。いい質問です聞いてくれて嬉しいです!詳しく見てみましょう。

福祉に支出すればするほど、国の発展に注ぎ込むことになります。
これは、人口増加、研究の迅速化、インフラ、民需工場、鉄道などが該当します。
一方で、これは軍事力の増強や建設から資源を引き離していることをも意味します。

軍事費に全力を注げば民間建設は苦しくなりますが、軍事装備の生産はずっと早くなり、軍隊の配備も早くなります。

アドバイザー(顧問)

前述したように、アドバイザーはBalance of Powerに影響します。
ですから、人を雇うときはきちんと考えたほうがいいでしょう。
彼らが行うことはパワーバランスをどちらかの方向に押しやるからです。

政治部門

前に述べたように、デンマークには現在3年の選挙サイクルがあり、皆さんの中の洞察力のある方たちは、Motion of No Confidence(不信任決議案)と呼ばれるBalance of Powerの決定にお気づきかもしれません。
このことはすべて、デンマークにおけるArms Against Tyranny(専制政治に対抗する武器)のデンマークでの政治の仕組みに関係しています。
あなたは非同盟政党、共産主義政党、ファシスト政党だけでなく、さまざまな民主主義政党と指導者の中から選択することができるようになります。

不信任決議案の決定では、その政党が適切な基準を満たしているかどうかに基づいて、異なる国の指導者を選ぶことができます。

自分の国の指導者を変えるだけでなく、他の政党の人気が十分に高い場合には、解散総選挙を要求することもできます。

解散総選挙を要求すれば、政党の人気を高め、新政権樹立の可能性を高めることができます。これは通常の選挙でも起こることです。

フォーカスツリー

悲しいことに、歴史的に正確だと主張したにもかかわらず、2つのフォーカスだけの長いツリーを作ることは許されませんでした!
とにかく前置きはこれくらいにして、ツリーを紹介しましょう。

産業部門

経済危機の精神を改善し、最終的に取り除くことができるのは産業部門を通じてですが、産業部門から始める前に、ゲームの残りの部分に影響を与える決定をしなければなりません。
あなたはSign the Kanslergadeforlig(カンスラーガーゼ協定への署名)を選びますか、それともFortify Our Borders(私たちの国境を強化)を選びますか?

正史では、デンマークはカンスラーガーゼ協定と呼ばれる協定を結び、これが今日に至る現代福祉国家の始まりとなりました。
またこの選択肢を選ぶと顧問としてカール・クリスチャン・スタインケがアンロックされます。

このルートを進むと、民需工場や建設スロット、そしてDanish Produce(デンマークの農産物)と呼ばれる国民精神を獲得できます。

一方、デンマークがいかに平坦で、例えば戦車に完璧に適しているかを重視するのであれば、国境を固め、アルシング・アンデルセン国防相をアドバイザーに迎えるのがいいでしょう。

このルートは、デンマーク全土に要塞と軍需工場、そしてImproved Logistics(物流の改善)の国民精神を生み出すでしょう。

しかし最初の選択肢が何であれ、2つのルートには共通するフォーカスがたくさんあります!
ひとつはDevalue the Krone(クローネの切り下げ)で、これは英国とドイツの両方と貿易ができるようになることにつながります。
これは実際にデンマークが第1次世界大戦中、そして第2次世界大戦に至るまで行ってきたことです。

Connect the Islands(島嶼部の接続)では、両方のルートが再び合流し、同じフォーカスを共有します。

ニールス・ボーアをアドバイザーとして迎えることもできます。

Expand the Industries(産業の拡充)を使用すると、グリーンランド、フェロー諸島、ボーンホルム島の開発に関する決定をアンロックできます。

また、Industrial Concern(産業の懸念)を改善したり、アンロックしたりすることもできます。

あるいは、グリーンランドで鉱物をより多く採掘することもできます。

産業部門の設計思想は、包括的な戦略に真に集中できるよう柔軟性を持たせ、フォーカスツリーがそのビジョンを補完できるようにすることです。
それでは軍事的な話に移りましょう!

軍事部門

ここで皆さんに正直に言わないといけません。
この軍事部門の大部分の事をデンマークは実際にはほとんど行ってこなかったため、仮想歴史の開発者日記の場で書くこともできました。
すでに述べたように、デンマークはより大きな南の隣国を怒らせることを恐れていたため、軍事費は可能な限り少ないものでした。
しかしそのようにゲームをプレイすると第二次世界大戦の戦争ゲームが退屈なものになってしまいます!
ちょっとしたゲームをしてみませんか?下のツリー分岐でデンマークがどこまで到達できたか当ててみてください😉

推測できましたか?答えの準備はできていますか?
彼らはExpand Ubådsvåbnet(潜水艦の拡充)を完了しました。
公平を期すために言えばこれは90%、しかも空軍のルートにおけるForeign Designs「外国機デザイン」に依るものです。
でもこれだけです!
あとは彼らが戦後にやったことをつなぎ合わせて、デンマークにとって意味のあることを見つけるだけです。とにかくまた話がそれてしまいましたが…。

この開発日記の冒頭あたりで触れた国民精神「軽視された軍備」を覚えていますか?(数日前からこの開発者日記を書いている私にははるか昔の事のような気がしますが、あなたにとっては…5分前ですか?。10分前ですか?)
そうです、その国民精神の改善にこの場で取り組み、Stockpile Oil(備蓄油)などの様々なフォーカスを当てることで完全に取り除きます。

ともかく陸軍部門について詳しく見てみましょう。
ここでHæren(デンマーク陸軍)の国民精神を受け取り、ツリーの分岐全体でそれを改善していきます。
またここでMIOを改善することもできます。
これは主に防御的な性質のもので、より攻撃的なものは政治部門において出てきます。

最初のフォーカスでは、ほぼ1世紀にわたる平和と実戦経験の欠如の後、軍隊再編成への第一歩を踏み出すことになります。

その後、MIOへの投資、すなわちHærensTekniske Korps(デンマーク陸軍技術部隊)とDansk Industry Syndikat(デンマーク産業シンジケート)のどちらかを選択できます。

Hjemmeværnet(デンマーク郷土防衛隊)のフォーカスで、戦争中にホームガードを起動できる決定を得るだけでなく、Hæren(デンマーク陸軍)の国民精神も得られます。

ここでは個々のフォーカスについて詳しく説明することもできますが、ほとんどはHæren(デンマーク陸軍)の改善、研究ボーナス、様々なMIOへの資金の増加といった内容です。
それぞれを見る代わりに、これらのフォーカスを完了した後にデンマーク陸軍が生み出すものを見てみましょう!

これらの補正は政治部門のフォーカスツリーでさらに改善される可能性があります。
また、そこではまったく新しい補正も追加されます。

では、海軍部門に注目してみましょう。
ここでは、Søværnet(デンマーク海軍)の国民精神が得られます。
そして海軍をどのような方向へ持っていくかによって、いくつかの選択肢があります。
古い船を改造したり、海軍を近代化することもできます。
小さな船でバルト海を支配しようとしたり、空母や主力艦で北海を支配しようとすることもできます。

Refit Old Ships(旧式艦の改修)を採用することで、Danish Industrial Capabilities(デンマークの産業能力)の国民精神が向上し、迅速に船舶にアクセスするための2つの決定がアンロックされます。

一方、Modernize The Navy(海軍の近代化)のフォーカスを採用すれば、Søværnet(デンマーク海軍)の国民精神を手に入れることができます。
これにより生産中の2つの船の派生型が得られます。1隻は沿岸防衛艦用、もう1隻は駆逐艦用である。
これらの派生型は、実際にはデンマーク海軍が所有していたものの、予算の制約により放棄された設計に基づいています。
実際には、テクノロジーレベルに応じてこれらの派生型には異なるバリエーションがあります。

分岐の終わりに向かうと、あなたは第二の選択に直面します。
すなわちBaltic Sea Domination(バルト海制覇)を目指すのか、North Sea Ambitions(北海への野望)を持っているのかです。
2つの選択肢のうち、バルト海制覇の方がよりシンプルです。

このフォーカスを完了し、陸軍部門のGeneralkommandoen(総司令部)を完了させると、Frømandskorpset(フロッグマン中隊)のフォーカスが開かれます。これは海軍の侵略において役立つかもしれません…。

北海の野望はもう少し複雑で、旧式艦の改修を選択するか、海軍近代化を選択するかに左右されまする(ツールチップがひどいのはわかっていますが、効果を示すのに必要なのです)。

そして、このフォーカスを終えることは、空軍部門におけるTorpedofly(魚雷飛行機)のフォーカスを開放することにもなります。

海軍部門を離れ、International Market(国際市場)がフォーカスツリーとどのように相互作用するかを見ていく前に、海軍部門を完了するとSøværnet(デンマーク海軍)がどの様になるかを見ていきましょう。
バルト海制覇を完了した後の場合:

北海への野望を完了した場合。

ここで空軍部門に飛んでみましょう。
ここでは、すぐに航空機をDomestic Designs(国内設計)にするか外国設計(Foreign Designs)にするかを決めなければなりません。

Domestic Designs(国内設計)を完成させると、デンマークが侵攻を受けた際に手がけていた歴史的なデザインを元にした2つの派生型が得られます。

その一方でForeign Designs(外国設計)を選択すると、Subsidy(補助金)と呼ばれるものが支給され、購入者として早く支払いを行うことができます。
販売者側は全額の支払いを受け取り、配送が早くなるというのが唯一の違いです。
つまりこれは双方にメリットがある状況となります。
この国際市場の詳細についてはこちらの開発者日記で読むことができます。

この特定の補助金は航空機のためのものですが、他の補助金は戦車、トラック、歩兵装備などのためのものもあります。
よく見ると、この補助金はオランダ、イギリス、ドイツ、スウェーデンから購入した飛行機にしか適用されないこともわかるでしょう。
なかなか良さそうじゃないですか?
この件について更に詳しく知りたい事はわかっていますし、近日公開予定の開発者日記でより詳しく説明しますので心配しないでください!
とにかく、空軍部門を先に進めましょう。

次のフォーカスはUnify Flyvevåbnet(デンマーク空軍の統合)で、Flyvevåbnet(デンマーク空軍)の国民精神が得られます。
かつてのデンマークには陸軍と海軍に2つの異なる空軍がありましたが、その後1950年代に統一されました。
でもゲーム内ではそんなに長く待たなくても大丈夫です!

その後は、空軍をどのように指定するかを選択する前に、Flyvevåbnet(デンマーク空軍)をさらに改良します。
戦闘機、近接航空支援、爆撃機のどれに集中したいですか?
どのようにゲームをプレイしたいかはユーザー次第となります。
空軍部門を完了し、Jagerfly(戦闘機)のフォーカスを完了すると、デンマーク空軍の国民精神は次のようになります。

政治部門

さて政治部門にやってきました。
が、ここではごく一部だけを紹介して、残りは仮想歴史の開発者日記(時間がかかっているため)に残すことにします。
この分岐の左側部分には、Policy of Disarmament(軍縮政策)を完了するとアクセスできるようになり、産業能力をさらに向上させることができます。

そして最終的にはFull Employment(完全雇用)を達成できるでしょう。

しかしここまでやって来る前に、まずは政治部門での最優先のフォーカスである Reaffirm Neutrality(中立の再確認)を取得する必要があります。
ええ、これは順番が逆だと思います。最後を最初に持ってきています。しかしこれには理由があります!
中立の再確認のフォーカスを取得するとDeclaration of Neutrality(中立宣言)の国民精神が得られ、攻撃されたときに戦うか屈するかを選択できるようになります。

正史では、デンマークはドイツの侵攻から2時間後に降伏しました(さらに最大4時間の戦闘が行われたにもかかわらずです)。
デンマーク人は侵略された他のどの国とも占領国として全く異なる経験をしました。
つまり彼らは政府を維持しなければならず、占領中には選挙も行われました。
そしてこれは、中立宣言の国民精神を持ちながらも傀儡になった場合に得られるものなのです。

そして正直なところ、これこそが真の正史ルートとなります。
では抵抗運動を紹介しましょう。
あるいはデンマーク風に言うとvelkommen til modstanden(レジスタンスへようこそ)!

占領部門

従属国家として取り組まなければならないことは産業部門と占領部門です。
しかし宗主国の言いなりになるような良き小さな傀儡になろうとは、一瞬たりとも思ってはいけません。
このフォーカス部門の狙いは外国の支持を集めてレジスタンスを構築し、宗主国を倒せるようになることがすべてです!
また、ツリー部門全体に多くの国際市場に対する補助金があり、それらであなたの力をさらに強化する事ができます。

Align with Foreign Powers(外国勢力との同盟)では、占領中に武器や支援を提供してくれる支援先を求めることになりますが、ひとたび独立を宣言すれば彼らの派閥に加わることもできるようになり、自由のための戦いで味方を得ることができます。

正史ではデンマークはスウェーデンで亡命軍を立ち上げました。
彼らは「憲兵」という形でデンマーク解放支援の訓練を受けていました。
これはもちろんゲーム内でもできることです!
Danish Brigades(デンマーク旅団)のホスト国を獲得すると、フォーカスによって改善できる新しい師団テンプレートも手に入ります。

君主に抵抗するのを助けるためMotstandsbevægelsen(抵抗運動)の国民精神があり、ドイツに対抗するチャンスを得るためにはこれを強化しなければなりません。

Balance of Powerの再編成

あなたはまた従属国として、自由を取り戻すために重要なまた違ったBalance of Power(勢力均衡システム)を手に入れます。
これらの決定はすべて、さまざまなフォーカスを通してアンロックされ、宗主国との闘いで役立ちます。

おわりに

今回は以上です。
このような小さな国について、これほど多くのことが語られるであろうことをいったい誰が知っていたでしょうか。
デンマークはスウェーデンの郊外などではなく、この時代のデンマークでは驚くほど多くの興味深いことが起きているのです。
この(とても長い)開発者日記を読んで楽しんでいただけたでしょうか。
ドイツの傀儡になりたくないのであれば心配しないでください!
侵略に抵抗する方法は色々とあります。
ですが、それらについての詳細についてはまた別の機会までお待ち下さい。

Farvel!(それでは!)


以上

振り返り感想

HoI4開発者日記 第293回でした。

今回もとんでもない文量で紹介が遅くなってしまいましたm(_ _)m

日本人としてはスウェーデンから見たデンマークという感覚はなかなか分かりにくいものですが、どうも今回の日記の方の心情を読み取ると、スウェーデンの一部というような感覚の方もいらっしゃるような雰囲気を受けました。
それはそれでデンマークの方々にとってかなり失礼な気もしますが…😅

さてデンマークという、客観的にみて大国とは異なる、しかも第二次世界大戦で速攻で降伏した国に関してでさえ、この新DLCのArms Against Tyrannyでは大きく内容が拡充されているようです。

すでに見てきたフィンランド、スウェーデン、ノルウェーも含めるとなかなかボリュームのあるDLCになりそうで期待が持てそうですね。

次回の開発者日記の予定は何も書かれていませんが、そろそろパラドックス社では夏休みに入ると思われますので、開発者日記が来週もあるかは不明です。

一応各国の正史ルートの日記はこれで終わったと思いますので次の日記のボリュームがどうかは分かりませんが、日記が公開されたらなるべく早く紹介できるように努めたいと思いますm(_ _)m