HoI4 開発者日記 第298回 (Arms Against Tyrannyの)小機能 #2

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更新情報

Hearts of Iron IV 開発者日記 第298回目を紹介。

今回は開発者日記第296回に続いて新DLC、Arms Against Tyrannyに伴って導入される小さな機能・改善についてのお話第二弾です。

以下、パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
正確を期すよう努めていますが詳細はパラドックスサイトの原文をお読みください。

[記事内の画像はパラドフォーラムより引用]

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Hearts of Iron IV 開発者日記 2023年8月2日分(第298回)

今回の日記担当はHoI4 ゲームディレクターのArheoさんです。

冒頭の挨拶

皆さんこんにちは。

私たちはまだスウェーデンの休暇の真っ只中にいますが、通常のスケジュールが完全に中断されているわけではありません。
今日の開発者日記はAAT(Arms Against Tyranny)に追加されたいくつかの小さな機能を取り上げます。

特殊部隊のドクトリン

私達はしばらく前から各国に特殊部隊を専門化する方法を提供したいと考えていました。
多くの軍隊はこれらの精鋭部隊に大きく依存しており、HOI4が「特殊部隊」と呼ぶ部隊の一部は、第二次世界大戦中とその前後にそのアイデンティティを見出しました。

装備デザイナーはすでに十分な飽和点に達していると思いますし、特殊部隊には詳細な統計修正よりも戦略能力に適した方法で取り組みたいと考えました。
我々のゲームで描かれている長期にわたる世界的な紛争は、軍隊が彼ら精鋭部隊をどのように雇用するかということに関して重要なドクトリンの発展につながり、そしてこのドクトリンこそがスタートするのに適した場所のように思われました。

AAT(Arms Against Tyranny)で4つ目のドクトリンのページが追加されました。

どの国でも、テクノロジーを研究するだけで慣れ親しんだ山岳兵や海兵隊、空挺部隊を引き続き活用し続けることができますが、4つ目のドクトリンを導入することで、対応する特殊部隊の専門分野を選択する能力が解放されます。

これらのドクトリンにも経験値が必要になりますが、他の軍事ドクトリンとは異なり、ここでは各部門が対応する経験値タイプを使用します:つまり、山岳兵向けのArmy(陸軍) XP、海兵隊向けのNaval(海軍) XP、空挺部隊向けのAir(空軍) XPです。

ただし、選択できる部門の専門分野数は制限されており、最初は1つです。
いくつかの国ではフォーカスツリーで第二の(そして最後の)ツリーの専門性を早期に獲得することができるますが、主要な地位に達したすべての国(この条件は緩和される可能性があります)は、最終的に戦争の進行中に第二のツリーを選択する権利を獲得するでしょう。

なぜ3つ全部ではないのか?
[ここに国名を挿入]軍はこの3つをすべて使用したじゃないか!

ひとつにはバランス上の理由があり、またひとつにはこれらの専門性が空挺部隊や山岳兵、海兵隊員を使う能力を表しているのではなく、軍隊の中核的なドクトリン哲学の一部として彼らの能力を採用しているからです。

またこれらのドクトリンの選択がステータスボーナスを与えるだけではないことを望んでいましたが、もちろんそういった要素は存在します。
ここで行う選択によって、
a) 師団の設計方法を変える
b) 戦略レベルでの特殊部隊の積極的な使用方法を変える可能性がある
ということを望みました。

山岳兵

最初は山岳兵を昇格させることで、山岳兵の補給使用量減少(小数のバグに注意!)と、一般的な特殊部隊の戦闘ボーナスが付与されます。
重要なのはレンジャー支援中隊もアンロックされることです。
レンジャー支援中隊は騎馬偵察隊に代わる戦闘重視の中隊であり、より高い組織と、不利な地形タイプでのボーナスを持ち、山岳兵部門の専門性によって以下の2つのドクトリンをさらに特化させることができます:

ここでは、エリートレンジャー部隊を訓練するために、荒れた+暑いまたは荒れた+冬の地形を選択します。
ここに雪適正を追加しました(もちろんModで使用可能です―パフォーマンス上の理由から、残念ながら天候タイプごとに1つの調整機能までは拡張されませんが)。
つまり、好みの地形/天候タイプで戦闘性能の向上を保証でき、支援中隊は寒冷/暑さへの順応が部門全体で対応できるようになりました。

各ドクトリンを個別に説明するわけではありませんが、新しい大隊修正を使用して、師団を構築するインセンティブを調整しています。

山岳砲兵は、あなたの山岳兵師団で砲兵支援を使用する正当な理由を与えてくれますが、その代償として、以下のオプションと相互に排他的な選択をすることになります:

もちろんバランスは変更される可能性があります。

最後の選択(各分野の専門分野に存在する選択です)は、山岳兵を精鋭部隊の中核として採用するか、より広範囲に統合するかを決めることです:

新しい修正要素[Type] Special Forces Cap Contribution(特殊部隊キャップ貢献度)は、キャップ(上限)に対してカウントされた場合に、その特殊部隊タイプのキャップ消費を減らす動的な修正要素です。
そのためかなり多くの山岳兵を支援できるようになりますが、より多くの空挺部隊や海兵隊を支援することはできません。

ここでは、より幅広い状況に対応したボーナスが得られます。
アンロックして特殊部隊の第2部隊を活用するつもりなら、この選択肢の方がよいかもしれません。

海兵隊

海兵隊部門への初期投資によって、特殊部隊の効力に似たような小さなボーナスを得ることができ、海軍の侵攻能力(これはかなり早い段階で獲得できます)がわずかに上昇し、Pioneers(パイオニア)支援中隊がアンロックされます。

パイオニアとはここでは海兵隊で訓練された土木工兵と戦闘工兵を表し、通常の工兵の代替要員となります。
彼らは著しく敵対的な環境において攻撃能力を高め、さらに海岸部隊やジャングルの気候のスペシャリストとして特化させることができます:

海兵隊ツリーの2番目の相互排他的な選択肢は以下の通りです。
もしあなたが、高度にエリートで、より自給自足的な海兵隊を全面的に採用したいのであれば、Marine Commando(海兵隊コマンドー、海兵隊奇襲部隊)の道を歩むことができます。
海兵隊コマンドーは、迅速なヒット&ランの海軍侵攻と、同様に迅速な逃走計画を実行する能力を持つ新しい前線大隊です。
ただし、師団が機能するためには、師団内のすべての大隊がこの能力を備えていなければなりません。

さらにツリーを下に進めると、ヒット&ランのプレイスタイルを生かすことができます:

別のルートを進めば、他の軍隊とより緊密に統合された統合部隊への道に進むことができます。

空挺部隊

空挺部隊を昇格することでより強力な航空輸送が可能になり、一般的な特殊部隊の能力が向上し、より少量、あるいはより多くの空挺部隊を実戦投入できる能力が高まります。

最初に選択しなければならないのは、どのパラシュート降下効果を採用するかです。
攪乱を目的とした偵察と破壊工作のドクトリンは、着陸成功後に敵の建造物にダメージを与えます。

戦闘投入は、綿密に計画された全般的な進軍を補強するためのものです。
慎重に活用すれば、このアプローチは要塞化された敵の最前線にさえ穴を開けることができますが、リスクは高くなります。

これはやらなければならなかったことです。

空挺部隊の相互排他的な部門では、空挺隊の戦闘力と支援能力に焦点を当てることと、より広範な複合部隊としての利益を重視するかが再び区別されます。

降下後の迅速な防御を得るために、信号部隊を活用します。

訓練時間の増加を犠牲にして、最も厳しい新兵だけが空挺部隊への道を見つけるようにできます。

あるいは、より伝統的に軍隊に空挺部隊を統合することを選択します。

管理人補足
以下スポイラーでこれら新しい部隊の3Dモデル画像が掲載されていますが、当サイトでの掲載は割愛します。
ご覧になりたい方は元ページにてご確認ください。

おわりに

今回お見せできるのは以上です。
いつものように細部についてのフィードバックをお願いします。
建設的な批評は歓迎します。

/Arheo


以上

振り返り感想

HoI4開発者日記 第298回でした。

4つ目の特殊部隊向けのドクトリンが登場するとのことで、これは大きな要素になりそうですね。

ただこの新ドクトリンですが、Arms Against Tyrannyの保有者だけのものなのでしょうか?それともベースゲームに含まれる機能なのでしょうか?
そこがちょっと気になります😥

さてHoI4開発チームは他のParadox社の開発チーム同様に夏季休暇中途のこと。
が、日記はここまで毎週欠かさず掲載されています。

来週の事は何も示唆されていませんでしたが、この様子だと来週も日記があるかもしれませんね。
また掲載されしだい紹介したいと思います。

私はもう毎日暑すぎてぐったりしてます。
皆様も体調管理にはお気をつけください😥