HoI4 開発者日記 第219回 ブルガリア 2020/9/16

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更新情報

2020/9/20

誤字脱字、文章の意味がおかしい所などを修正しました。

特に「ブルガリアの政治構造」の項のゲオルギ・キョセイバノフ首相に関する箇所の内容(文章)がかなり分かりづらかったので訳を見直しました。


Hearts of Iron IV 開発者日記 第219回目を紹介。

今回は新しく内容がテコ入れされるブルガリアについての紹介です。

HOI4 Dev Diary - Bulgaria
Здравейте всички - Hi everyone! And welcome to a new Hearts of Iron 4 Dev Diary! Today we’ll be talking about the second...
以下、パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
正確を期すよう努めていますが詳細はパラドックスサイトの原文をお読みください。

[記事内の画像はパラドフォーラムより引用]

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Hearts of Iron IV 開発者日記 2020年9月16日分(第219回)

今回の日記担当はHoI4 コンテンツデザイナーのManoDeZombiさんです。

冒頭のあいさつ

みなさんこんにちは!
そして、新たなHearts of Iron 4の開発者日記へようこそ!
今日はラ・レジスタンス DLCの後に私達が取り組んでいる次回DLCにおける、2つ目の国について話します。
その国は現時点まで開発チームが、複数の国内紛争とその複雑な外交関係の両方を表現するための適切なツールがないと考えていたため改修候補に入らなかった国です。
さて、多くの人がすでに推測していたように、その国は…ブルガリアです!

ブルガリアの政治構造

中央同盟国の敗北者として、ブルガリアは第一次世界大戦後、領土の喪失、軍備制限、経済制裁などを受け、国内は不安定で恐慌状態に陥りました。

1934年5月、軍事組織ズヴェノがクーデターを行い、キモン・ゲオルギエフが率いる新政府を樹立しましたが、これは国民議会を解散させ、政党の設立を禁止し、マケドニアの革命組織IMROに致命的な打撃を与えました。
しかしブルガリア皇帝は1935年1月にゲオルギエフを辞任させ、新たに傀儡の閣僚を任命し国を完全に支配することに成功し、ズヴェノが行った措置の恩恵を大きく受けた上で権威主義的な政権を樹立しました。
1936年、ブルガリア社会は政治・軍事組織や社会運動の間で分裂しましたが、その多くはズヴェノと皇帝によって違法なものとされました。
ブルガリアの国際関係は良好ではなく、マケドニアの最も重要な革命組織の一つであるIMROは1920年代にユーゴスラビアとギリシャで数々の戦闘やテロ行為を行い、ブルガリアを起点として頻繁に活動し、1930年代にはユーゴスラビア国王アレクサンダー1世やフランス外務大臣ルイ・バルトーなどが暗殺されました。
ズヴェノが行ったIMRO撲滅活動はバルカン半島におけるブルガリアのイメージを向上させるのに役立ちましたが、近隣諸国や連合国との関係はまだ非常に冷え込んでいました。
対照的に、ブルガリアに対して非常に好意的なナチス・ドイツは、ブルガリアが悲惨な経済状況を克服するのを助け、ブルガリアにとって非常に有望な未来を提供するかのように見えました…。

ここで、新しくゲームを開始したときに、この激動の国がHoI4ではどのように見えるかを見てみましょう。

ブルガリアは国のリーダーとしてボリス皇帝と共にゲームをスタートし、非同盟国のサポートに素晴らしいボーナスを与え、戦争支援(結局、彼らは戦争に参加することに非常に消極的だったようで、1941年の後半に同盟国に宣戦布告することだけに同意したが、おそらくそれは見かけだけの行為にすぎないと信じられていたでしょう…実際は非常に間違っていました!)には一律のペナルティを提供するでしょう。
公平を期すために言っておくと、「Tsar Unifier(統一皇帝)」 という称号は歴史的にはブルガリアがギリシャ、ユーゴスラビア、ルーマニアの過去に失った領土を占領したことに由来しますが、この称号はボリス皇帝の敬称としてよく合うと思います。

次に、ブルガリアのナショナル・スピリッツを左から右へと見てみましょう。

第一次世界大戦にてブルガリアの敗北後に調印されたノイリー・シュル・セーヌ条約は、ブルガリアに多額の戦争賠償金の支払いを要求し、西トラキアやエーゲ海へのブルガリアのアクセスは遮断され、ソフィアに非常に近い西の国境の重要な地域を含む領土の割譲も要求されました。
この条約がブルガリアで「第二次国家大惨事」と呼ばれたのも不思議ではありません。

上記の制裁に加えて、ノイリー条約はブルガリア軍に非常に厳しい制限を課し、兵力の大幅な制限や近代装備での武装を禁止しただけでなく、軍事行動の禁止、ブルガリア治安部隊の使用可能なライフルの数までもを規制しました。

ズヴェノは1934年にIMROに大打撃を与えましたが、それでも在ブルガリア・マケドニア人を自認する人々はまだ多くいました。
ゲーム内では、この感情を再燃させる事でプレイヤーの利益にすることもできますし、ブルガリアに残っている革命家を根絶やしにすることで、近隣諸国やヨーロッパの主要な民主主義国をなだめることもできます。

この3つのナショナル・スピリットはにはたくさんの赤(ペナルティ)があって、あまり魅力的じゃないですよね…?
もちろんちゃんと理解しています。心配しないでください。
フォーカス・ツリーを進めていくうちに、フォーカス・ツリーを削除するために必要なツールが提供されます。
これについては、後ほど再びフォーカス・ツリー紹介の中で説明します。

先に進む前にもう一つ、上の写真に写っている政治顧問の席に座っている男性に気づいたでしょうか?
ブルガリアで新しいゲームを始めるたびに彼の顔を見ることになるでしょうから、1936年におけるブルガリアのゲオルギ・キョセイバノフ首相を紹介しましょう。
彼は有能なリーダーとは見られておらず、むしろ皇帝ボリスの傀儡として見られていました。
彼は皇帝政権に反抗する勇気がなく、1940年に辞任に追い込まれスイス大使となりました。
たとえドイツ人でさえ、あなたに(歴史的に見て)もっとふさわしい人物に代えてほしいと頼むかもしれません。

彼によるゲームの修正効果を見ると、かなり悪い政治ポイントボーナスと、少しまともな毎週の安定性の向上が見られます。
IMRO National Spiritの-0.30%の安定性を覚えていますか?(管理人注:2つ⬆の画像です。)
つまりあなた自身が皇帝のやり方に反発対抗しない限り、この男が(IMROの)ペナルティ(-0.3%)に対抗することになります。
しかし、もしあなたがブルガリアの君主制とうまくやっていくつもりがないのであれば、特にIMROのペナルティがまだアクティブな場合には、失われるこの重要な安定性向上について事前によく考える必要があります。

さて、ゲーム開始時のブルガリアの状況がわかったところで、新しいフォーカスツリーを見てみましょう!

ご覧のとおり、2つの主要なツリーがあり、ほとんどの人がすでに推測しているように、左側のツリーは産業と軍事に焦点を当て、右側のツリーは政治問題に焦点を当てています。
ここで後者の中に多くの産業、軍事、研究関連のものがあることを確認してください。

産業ツリー支部

左側の産業部門から始めましょう

ブルガリアをプレイする上で産業をどのように発展させていくかという点について非常に重要な決断を迫られます。
外国人投資家に頼ることで、より早い工業化が可能になり、主要国に工業投資を求めたり、ブルガリアに民間の工場を建設したりできるようになります。
一方で、国内産業に投資すると、産業化が遅くなり、消費財を犠牲にして生産と建設のスピードを向上させ、最終的には消費財のペナルティをなくし、中長期的にはかなり強力な国民精神を獲得する必要があります。

様々な産業デザイナーがあなたのアプローチに基づいてアンロックされます。
ナショナル・デザイナーは最初はやや弱いですが「Utmost Optimization」フォーカスを終えると改善されます。

右にある小さなツリー支部は、より多くの資源を得ることに焦点を当てており、これは当時のブルガリアには本当に欠けていた問題です…。
あなたは「ウラニウム探査…ブルガリア?もったいない!」と思っていることでしょう。
そうかもしれませんが、心配しないでください。
ブルガリアがこの焦点を最大限に活用することができないと感じたら、連合主要国との条約にいつでも署名して、消費財のボーナスと引き換えに連合国にナショナル・スピリットを与えることができます。
これこそが私がチームワークと呼ぶものです。

軍事ツリー支部

さらに軍のツリー支部があり、その中には軍需工場や研究ボーナスだけでなく、強力な国家精神、豊富な経験値獲得や非常に魅力的なデザイナーがいます。

しかし、そのすべてを楽しむ前に、あなたはノイリー・シュル・セーヌ条約によって課された軍隊の制限を取り除かなければならなりません。
そして、あなたはどうやってそれをするつもりでしょうか?
答えはこうです。

歴史的には、ブルガリアは30年代になんらかの軍装備品を入手したにもかかわらず、(他と違って…)ノイリー・シュル・セーヌ条約によって課せられた軍事的制限をおおむね遵守しました。
しかし、ブルガリア政府(もっと正確に言うと政府「達」)はいくつかの機会において抗議し、これらの制限の解除を要求し国際連盟はバルカン諸国で台頭する勢力と脅威的な領土への野心からブルガリアを保護できない、と主張しました…。
しかし、そうなるとブルガリアが周辺諸国との外交関係を強化し、ドイツが影響力を持ちすぎるのではないかと危惧したイギリスはフランスとバルカン協商に圧力をかけ、ブルガリアの再武装を実現させました。

ゲーム内でこの焦点は、あなたの軍隊の制限を解除するためにイギリスに圧力をかけることができるいくつかの決定を解放します。
もしあなたがあなたの周辺国に対して礼儀正しく振る舞えば、彼らはよりそれを受け入れる傾向があるかもしれませんが、イギリス政府が理性に耳を傾けない場合、あなたはいつでも他の場所に新しい友人を探すことができます。
つまりあなたが条約を無視することに決めた場合、あなたを支援することができる友人です。

この嫌な国家精神を取り除けば軍需産業に本格的に取り組めるようになるでしょう。
産業部門と同様に、ここでは外国人デザイナーと国内デザイナーが提示されます。
同様に、国内デザイナーは最初は弱いですが、「Prussia of the Balkans(バルカン半島のプロシア)」のフォーカスを完了するとアップグレードされます。
それはブルガリアの最も強力なナショナルスピリッツの1つです。

これはあまりにも強力に見えるかもしれませんが、ブルガリアはこの分野に進出したり、軍隊用の大きなおもちゃを生産したりする前に、こうした軍の規制に対処するために貴重な時間(と政治力)を費やすことになるということを心に留めておいてください!

次に海軍のツリー支部をみてみましょう。

ブルガリアが海戦に参加するためには、まず自国の造船産業を発展させなければいけません。
第1段階は、黒海のブルガリア沿岸を防衛するための小規模な軍艦の生産を開始するためのインフラと施設を建設することであり、第2段階はエーゲ海への拡大とより強力な主力艦の建造に焦点を当てたものになります。

ツリーのこの最後の部分は私の実験のようなものです。
いったんブルガリアが軍需産業を発展させ、ボスポラス海峡における覇権を主張すれば(これは小さな偉業ではありませんが)、ブルガリアは何世紀も前に旧ブルガリア帝国の海岸を覆っていたように様々な海での支配力を強化することができるでしょう。

政治ツリー支部

ようやく政治のツリーにたどり着きました!
では一番上の焦点から始めましょう。ブルガリアの内部派閥システムを紹介します。

「Power to the Tsar(皇帝への権力)」または「Oppose the Royal Dictatorship(王立独裁政権に反対)」のいずれかを完了すると、新しい意思決定カテゴリーが表示され、ゲーム内で表されるブルガリアのさまざまな内部派閥と対話することができます。
これらの組織は1936年までに実際の政党ではありませんでした。
なぜなら、それらは禁止された政党「Broad Socialists and Agrarian Union(広範な社会主義者と農業組合)」、極右準軍事組織運動「National Social Movement(国民社会運動)」、またはまもなく解散する政治および軍事組織「Zveno(ズヴェノ)」だからです。

あなたはこれらの派閥と2つの方法で関わりを持つことができます。
つまり協力または抑圧です。
れぞれの意思決定の連鎖をアンロックすることで、その派閥があなたの政府に統合されるか、あるいはその派閥が完全に破壊されるかのどちらかに繋がります。
もし派閥が政府に対して低い忠誠心ならば、反体制的な出来事を引き起こして問題を引き起こすことになるでしょう。その範囲は産業ストライキや妨害的な極右デモから、政府に対する陰謀を企て(時間内に対処されなければ)を軍事クーデターに導くZvenoにまで及びます。ですから、もしあなたがこれらの派閥のどれともうまくやっていくつもりがないなら、彼らが騒ぎ出し始める前に彼らを根こそぎにする事に価値があるかもしれません。
抑圧の連鎖は最も短いですが、潜在的な障害を取り除くことを除けばそれ以外に大きな見返りはありません。
派閥と協力する流れになればその完成までに時間と費用がかかりますが、新しいアドバイザーという形でいくつかのメリットをもたらします。
それぞれの派閥には、あなたがその組織をあなたの政府に統合しようとしているときだけ利用できる独自の政治アドバイザーがいます。
さらにZvenoと協力することで少数の軍事顧問を解放することができます。

あなたが採用するフォーカスのパスに基づいて、これらの派閥と協力したり抑圧したりすることができますがいくつかの例外(共産主義者はおそらく、国家社会運動に協力することにあまり熱心ではなかった)を除いて、あなたはどのように各派閥と対話するかを選択することができます。
政治ツリーの上半分には、(他の効果に加えて)これらの派閥に影響を与えるだけでなく、より多くの決定を下すことができるように貴重な政治力を提供する多くのフォーカスがあります。

さて、異なるイデオロギーを検討する前にIMROについて話しましょう。
なぜならあなたのイデオロギーに関係なく、最終的にはそれらに対処しなければならないからです。

IMROを公式に非難し、ブルガリアに残っている活動的な組織を根絶やしにするために資源を投資することは、連合国とそしてもちろん近隣諸国との良好な外交関係を発展させるのに役立つでしょう。
いくつかの決定を通じてあなたはIMRO National Spiritのペナルティを減らすことができ、最終的に完全に取り除くことができます。
逆にブルガリアでマケドニア革命組織を支援することを選択した場合、IMRO National Spiritからペナルティの一部を削除することはできますが、それはペナルティの全てではありません。
しかしIMROと協力することでマケドニア諸国でのブルガリアの人気を高め、いったん支配すれば有効になる有用な国家修正を加え、さらには他の支配下にあるマケドニア諸国でも抵抗運動を生み出すことになります。

政治ツリー支部

私たちはついに政治ツリー支部について話す準備ができました!
共産主義者から始めましょう!

先に述べたように、ツリー支部の上半分の焦点の多くは、内部派閥に小さな影響を与え、あなたに政治力を提供するでしょう。
「Overthrow the Tsar(皇帝の打倒)」は(他のツリー支部と同様に)かなり早い段階で取り上げられるかもしれません。しかし注意してほしいのですが、この焦点に絞って話を進める中で、もしあなたの国の安定性が十分に高まらない場合、内戦の真っただ中にいることになるかもしれません。
それはつまり大国がバルカン諸国に手を伸ばし始めたらブルガリアにとって理想的な状況であるとは言えないかもしれません…。
君主制が平和的に廃止された場合、無能なゲオルギ・キョセイヴァノフが責任者となりますので、できるだけ早く「The People’s Republic of Bulgaria(ブルガリア人民共和国)」を完成させ共産主義政権を樹立したいと思うかもしれません。
その後、ソ連やユーゴスラビア(またはその両方)に働きかけ、彼らとの条約締結を試みます。
同じように他のツリー部門でも異なる国にアプローチすることができ、同盟国に入らない限り(あるいは彼らの仲間になる)、両方の国にアプローチすることができます。
大国に接近すれば、異なる種類の装備を購入する意思決定も可能になります。

共産党に話を戻しましょう。

ご覧のように、それぞれの国にアプローチすることで、異なる「同盟ツリー支部」が生まれます。
左側にはスターリン派がいて、ソビエト連邦と協力し軍隊と軍需産業を強化しバルカン諸国にスターリン主義の教義を広めることに焦点を当てています。
右側には主にバルカン諸国に焦点を当てたツリー支部があり、バルカン社会主義共和国連邦(古いプロジェクトが何度か再検討されましたが、実現しなかった)の形成に繋がっています。
このツリー支部を通してあなたはバルカン諸国に影響を与え、彼らをあなたの派閥に引き入れることができるでしょう。

「Balkan Trade Union Secretariat(バルカン労働組合事務局)」と「United, We Shall Prevail!(団結せよ、我々は勝つ!)」は、ブルガリアだけでなく、他のバルカン諸国にも経済的・軍事的支援を与えるでしょう。
「The Unification of the Balkans(バルカンの統一)」はバルカン同盟への夢の最後のステップであり、バルカン諸国の領土と人民を中央政府の下に統合し、バルカン諸国の同盟国に併合するかしないかの選択権を与えます(プレイヤーが傀儡にになることもできます)。

民主主義のツリー支部を通過すれば、ブルガリアの君主制を廃止して人気のあるブロックを形成するなど、より社会主義的なアプローチをとるか、あるいはよりリベラルな政策に従って皇帝の協力を求めるかを選ぶことができます。

ご覧のように、たとえ皇帝に協力しても最終的には「Plot Against Boris(ボリス反対の陰謀)」のフォーカスを当てることで、皇帝の暗殺に繋がるいくつかの決定を解き放ち皇帝を政権から取り除くことができるでしょう。これについては、後でもう少し詳しく説明します。
「Legislative Elections(立法選挙)」を終えて民主主義になれば、ギリシャやイギリスとの良好な関係の構築に取り掛かることができます。

共産主義と同様に主要国に接近することは、その主要な派閥に入ることに繋がり、フォーカスへのアクセスを許可するなど共産主義とファシスト国家に対する重要な軍事ボーナスを提供します。
「Assert our Claims(主張の請求)」は、歴史的に自分が支配していると主張してきた州(1910年の戦争中に失われたそれら旧ブルガリアの領土)のコアを与え、近隣の敵の州を主張できるようにします。
そして共産主義のツリー支部のように、バルカン国(ギリシャであるということ)に接近するとバルカン派閥の形成につながり、今回はご覧のようにバルカン同盟がそのフォーカスを共産主義の同盟と共有しています。
しかし、近隣国に影響を与える方法は人によって少し異なるでしょう。
「Organize a Balkan Summit(バルカンサミットを開催)」は、すべてのバルカン諸国に民主的な支持と民主的な外交の受け入れを促進する効果を得た国家精神を追加します。
「Industrial Investments(産業投資)」と「Capital Injection(資本注入)」は、相手国(あなたのイデオロギーの影響により晒されたままにしておきましょう)の民主化を促進すると同時にある程度の利益ももたらします。

最後に民主派のツリー支部からアクセスできる「Free Balkan States(自由バルカン諸国)」は、「United Balkan Federation(連合バルカン連盟)」の興味深い代替案となるかもしれません。
すなわち、バルカン諸国のすべての独立した民主主義国と非同盟国を保証し、他の国々に対して戦争目標を設定し、ブルガリアに保証した国の数に応じてエスカレートする強力な国家精神を提供することになります。

ここで、君主制とファシストの両分派の経路は非常に絡み合っているので両者について一緒に話します。

これらのいずれかの道をたどる際の短期的な目標の1つは、おそらくできるだけ早く「Bulgarian Irredentism(ブルガリア民族統一主義)」を完了することでしょう。
なぜなら、この焦点はブルガリアでの不可逆的な感情に火をつけ、「Second National Catastrophe(第二次全国大惨事)」の精神に取って代わり、以前は週単位の安定性ペナルティだったものを週単位の戦争支援ボーナスに変えるためです。

ファシストのブルガリアは、皇帝の追放かファシスト寄りの(まだ君主制をとっていない)青年組織の結成のいずれかを選ぶことができます。
国際関係はどちらのルートでもドイツとイタリアに焦点を当てることになりますが、一方で君主制主義者たちは英国に接近し、連合軍の支部に近づくこともできるでしょう。

ドイツとの関係強化は、バルカン諸国におけるブルガリアの領土要求についてドイツと交渉するという決定をアンロックすることになります(実際にどちらかを選択する事になります)。

ドイツがブルガリアの領有権主張を承認した場合、該当する州には州の修正効果が適用されます。

そして、これをIMROが提供する州の修正効果と組み合わせることで、マケドニアの領土がブルガリアに移転された時、あなたはすぐにいくつかの素敵なレジスタンスとコンプライアンスのボーナスから恩恵を受けることができます!

民主主義と君主制の両方の支部から入手できる「Plot Against Boris(ボリス反対の陰謀)」に戻ります…。
しかし、ゲーム中にボリスが”自然な事故”で亡くなった場合は自動的に補完され、新しいコンテキストに合うように名前と説明が置き換えられ、そのツリー支部をさらに進めることができます(あなたが君主制をまだ廃止していないならば)。

ボリスが死んだら摂政評議会を作ることができます。
まず第一に、あなたのイデオロギーにもよりますが同盟支持派(民主主義)、枢軸支持派 (ファシスト) 、独立派(非同盟)のいずれかがあります。
加えてあなたは以前の国家指導者を、評議会の長として留任させることになります。
つまり、評議会の特定の特質とともに元の指導者の特質を引き継ぐことになります。

しかしあなたはブルガリアを統治する最良の人物は、他でもないボリスの父で元皇帝のフェルディナンド1世だと思うかもしれません。

フェルディナンドは(息子と同じように)ビザンチウムに大きな関心を寄せ、「New Byzantium(ニュービザンチウム)」の形成を夢見たといわれています…。
いずれにせよ、彼は明らかに好戦的な統治者で、ブルガリアの国境を拡大しようとし、1910年代にこの国を複数の戦争に導きました(そのほとんどは彼の国にとって良い結果にはなりませんでした)。
そして第一次世界大戦でブルガリアが敗れた後、中央同盟国の一員として彼の息子に退位を余儀なくされました。

君主制ブルガリアとファシストブルガリアの両者が取り得る派閥に関して、枢軸側の話から始めましょう。

三国同盟に署名した後、あなたは軍国主義的で攻撃的な「Total War(総力戦)」を選択することができます。
反対に「Peaceful Development(平和的発展)」は同盟国に占領されている近隣のバルカン諸国の支配を求めることができるようになる、より微妙なルートを歩むことになります。
これに加えて「Bulgarisation of the Balkans(バルカン半島のブルガリア化)」ではブルガリアに支配されている特定の歴史的主張のコア部分をあなたに許し、また支配されている他のバルカン諸国のコア部分に対する決定を開放します。

皆さんの中の何人かがきっと想像したように、これはブルガリアが歴史的に辿ったルートです。
ブルガリアは1941年初めに三国同盟を結んだ後、ドイツのユーゴスラビアとギリシャへの侵攻には参加せず”平和維持軍”の役割を果たし、事前に取り決められた特定の地域を支配し枢軸軍の他方面への派兵を免除することになりましたが、その数ヵ月後には同盟国に対して形式的な戦争宣言をしただけでした。
次いでブルガリアは、枢軸国が戦争に勝利した後、占領地域におけるブルガリアの領有権主張を強化するためにブルガリアの支配下にある占領地域でブルガリア化作戦を開始しました。

最終的にこのツリー支部に焦点を当てることで、「Restore the Bulgarian Patriarchate(ブルガリア総主教の復活)」は強力なコンプライアンス、安定性、政治力へのボーナスを支給し、「Third Bulgarian Empire(第三次ブルガリア帝国)」はとりわけ、ブルガリアに新たな強化効果を設定します。

最後に重要なことですが私たちは「Fate of the Balkans(バルカン半島の運命)」ツリー支部を持っており、ファシストと君主主義のルートだけでなく民主主義(君主制を廃止していなければ)からも利用することができます。

「The Fate of the Balkans(バルカン諸国の運命)」に焦点を合わせることで、ブルガリアの派閥が生まれ、バルカン諸国に影響を与え、同盟への加入を強要する決定がアンロックされることになります。
いったん国が派閥に入ると、その国の要求を通して彼らを操ることができます(国に影響を与えれば与えるほどです)。

「Toppling Giants(巨人の倒壊)」は、ヨーロッパの主要な近隣諸国に対して、戦争のゴールや攻撃・防御のボーナスを支給し、「Guardians of the Balkans(バルカンの守護者)」は、あなただけでなくあなたのバルカンにおける傀儡に対しても、わずかに弱いバージョンとしてコア領域と軍事建物の建設速度において非常に素晴らしい戦闘ボーナスを支給します。

ご覧のように、これはバルカン諸国を征服し外国からの侵略者から守ることに焦点を当てたかなり過酷で独立した道であり、容易ではありませんが皆さんはきっとチャレンジしてくれることでしょう!

では、お別れを言う前に、最後に一つアドバイスさせてください。
ブルガリアとしてプレイするときは、賢く同盟国と戦争を選んでください。
なぜなら、あなたやあなたの派閥が戦争でうまくやっていけないと、1944年9月にボグダン・フィロフと彼の政権が直面したような非常に微妙な状況になってしまうからです…。

(ちなみに、私たちのフリーランスアーティストのIndycloneが素晴らしいイベントの写真を撮ってくれたことに感謝します!)

以上が私からの全てです!
開発者日記をお楽しみいただきありがとうございました。
次回の開発日記にもぜひご期待ください!


以上

振り返り感想

個人的な意見ですが、
今回の開発者日記は、これまででワースト3に入るぐらい酷かった(キツかった)です…。
画像48枚、文章も大量というこんな大ボリュームのものを一気に提供された、訳すこっちの立場にもなってほしい…(そんなん無理でしょうけど)。

私がブルガリアについて知っていることは

  • ヨーグルト
  • ストイチコフ
  • 琴欧州

ぐらいなので、ブルガリアの歴史や政治家等については全く知りません。
ですので本文中の名前の表記や歴史的イベントの表記が正しいとは限りません。
ご了承ください。

また、個人的な理由で明日からしばらく作業ができないため
急いで当記事を作ったので誤字脱字はかなり多いと思われます。

来週の開発者日記までには少しずつ修正していこうと思うのでご了承ください。