HoI4 開発者日記 第268回 エチオピア #2 2022/7/20

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更新情報

Hearts of Iron IV 開発者日記 第268回目を紹介。

今回はエチオピアに関する開発日記の2回目です。

以下、パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
正確を期すよう努めていますが詳細はパラドックスサイトの原文をお読みください。

[記事内の画像はパラドフォーラムより引用]

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Hearts of Iron IV 開発者日記 2022年7月20日分(第268回)

今回の日記担当はHoI4開発スタッフのAveeBeeさんです。

冒頭の挨拶

こんにちはAveeBeeです。
私は今年の初めにHearts of Iron開発チームに入ったばかりなので、皆さんに向けて開発日記を書くのは初めてです。
しかし文字通り何十年も前からこのシリーズのファンである私にとって、このような機会を得られたことは大変光栄なことです(調べてみてください、Hearts of Iron Iは2002年に発売されました。すごいですよね?)。
私はこの素晴らしいゲームに貢献できることをとても楽しみにしています。
話はここまでにして、もう一度エチオピアに飛び込んでみましょう。

エチオピアの仮想歴史ルート

前回のエチオピアの開発日記で説明されたように、エチオピアはイタリアの侵攻が順調に進み、戦争に勝つ見込みが急速に薄れている悲惨な状況でスタートしています。
ハイレ・セラシエは、歴史的には、イタリアの不法な侵略を阻止するため国際連盟を通じて支持を集めるために国を離れています。
しかしエチオピアで戦争を終わらせる方法を考えていたのは、ハイレ・セラシエだけではありませんでした…。

時間を1936年初頭に戻して、セラシエがジュネーブに向けて出国する前から始めましょう。
このような絶望的な状況の中、皇帝の紛争処理について不満が噴出しています。
地方の貴族たちの間では世襲制を維持するため、イタリア側に寝返るという話も出ています。
その一方で、兵士たちは自分たちが生まれつきの階級であることを知りながら、敗北に敗北を重ねる将校たちにますます不満を募らせています。
イタリアがエチオピアの中心部にますます深く入り込み続ける中、敵陣の背後では激しい反ファシストであるブラックライオンズが、自分たちの成功と犠牲は戦争に影響を及ぼしているのだろうかと考え始めます。

このように多くの不満分子が存在するため、わずかな刺激を与えることでエチオピア帝国の構造を大きく変えることができるのです。

ファシストの道

まずファシストに共感する貴族たちから見ていきましょう。
彼らのフォーカスツリー分岐のトップであるReach out to the Italians(イタリアに手を差し伸べる)から始めます。
このフォーカスはイタリアがセラシエに対するクーデターを支持し、その代わり最終的にはある程度の支配力を維持できるようにするかどうかを探るものです。
またセラシエに対する反乱の指導者が誰であるかも決定します。
フォーカスアイコンを見ればおわかりのように、ハイレ・セラシエ・ググサ、ゴジャムのハイル・テクレ・ヘイマノット、ジンマのアバ・ジョフィールの3人がリーダー候補として選ばれています。
それぞれのリーダーは異なる長所と短所を持っており、皇帝の打倒に成功すれば国の権力の中心をそれぞれの地域へと移していくことになります。
残念ながら彼らの肖像画はまだ完成していないので今日はお見せできません。

イタリアがあなたの試みを拒絶した場合、フォーカスツリーは歴史/帝国の枝の最初のセクションをアンロックし、ファシストに共感する貴族は野心を抑え込み、フォーカスの示す通り皇帝の元に結集しなければならなくなります。
このようなシナリオでプレイヤーをこのルートに閉じ込めることにしたのは、イタリアとすぐに戦争になるため、エチオピアにとって時間が重要であるからです。
イタリアがこの提案を受け入れるかどうかは、エチオピア撃破にどれだけ近づいているか、そして前回のエチオピアの開発日記で述べた戦争のエスカレーションレベルによって重み付けされます。
例えばイタリアが戦争に手こずっている場合、取引を受け入れる確率が上がります。
一方、エチオピアが降伏状態に近づけばイタリアは取引を受け入れる可能性が低くなります。

しかしイタリアが、エチオピア自身が自らバラバラになるという考えを受け入れるならば、次の2つのフォーカス、Sway the Warroads(軍閥を揺さぶる)とExpand the Bodyguard(護衛を拡大する)が利用可能になります。
Sway the Warroads(軍閥を揺さぶる)はエチオピアでのファシズムの人気を高め、現在の戦争に勝利すれば、忠誠心ある将軍たちを手に入れることができます。
一方、Expand the Bodyguard(護衛を拡大する)は、エチオピア帝国が必然的に分裂した際、多くの精鋭師団がイタリアの支援を受けた指導者に忠実であることが保証されます。

ファシストが支援ネットワークを築き上げたら、次はDeclare for Italy(イタリアへの宣戦布告)です。
このフォーカスが定まるとファシストの支持者はエチオピアから離脱しイタリアの傀儡となります。
その操り人形となるのはいったい誰であるかは、どの指導者が選ばれてイタリア側に歩み寄るかによって決まります。
イタリアの後ろ盾があれば、ハイレ・セラシエにまだ忠誠を誓っている衰退した勢力を打ち負かすのに時間はかからず、ついにこの地域に「平和」をもたらすことができるでしょう。

内戦が終われば、Victor Emanuel I(ヴィクトル・エマヌエル1世)の国民精神と一部の領土の喪失に見られるように、かつてのエチオピアはぼろぼろとなり、イタリア支配の下に置かれることになります。
しかしそうしなければ完全にイタリアに併合されていたかもしれないのに、旧帝国は新しいファシスト指導者の監視の下で一応独立の面影を保っているのです。
戦後の最初の目的は、もちろん被害を受けたインフラの再建と、再建された国家の全般的な強化になります。
もちろんこの時点でも前回の開発日記で検証した一般的な経済的、軍事的なツリー部門はありますが、ファシスト路線特有の再建のためのボーナスも存在しています。

フォーカス、Rebuilding the Country(国土の再建)が完了したら、いくつかの選択肢があります。
それらはいずれもエチオピアを伝統的な帝国制度から離し、絶対的な権威を持つ指導者の下に団結した国家へと移行させ始めます。
アブナを交代させることでケレロス4世をエチオピア・コプト教会の指導者から解任し、より新秩序に忠実な人物に交代させることができるのです。

The Victory Parade(勝利パレード)は、国の破壊を防いでくれたとされる救世主に感謝する機会を首都の人々に与えます。
もちろん選ばれた人によっては、国のリーダーのステータスを上げるという追加効果もあります。

左側の Invite Italian Settlers(イタリア人入植者の招待)は、その名の通り、イタリア人入植者を招待するものです。
これはエチオピアにイタリア入植者の国家精神を追加するもので、建設と人口増加に大きな後押しを与えるものです。
これはまた、地方に新しくイタリア人入植地が形成され始めると2つの牧歌的な州を農村の州へと変えます。
しかしこれらはすべてエチオピアの人々と文化がイタリアと混じり合う事になるため、エチオピアがイタリアと戦う際の効率性を低下させるという犠牲の上に成り立ちます。

エチオピアの将来について、この時点で選択を迫られることになります。
イタリアの忠実で不可欠な属国となるのか?
それとも、いずれは独立を回復するために陰で策を弄するのか?
それは簡単な選択に思えるかもしれません。
結局のところ、誰が操り人形で居たいでしょうか?
とはいえ、上記のInvite Italian Settlersで述べたように、イタリアと仲良くすることには利点もあります。

まず協力者としてのパスを調べて、これらの利点を確認しましょう。
エチオピアの指導者がイタリアの信頼を得るためには、東アフリカの地域総督であるアメデオ王子の支持を取り付けなければなりません。
そのためにはマスカルの饗宴が最適のチャンスです!
雑学の時間になってしまいますが、この饗宴はイタリアがエチオピアを占領しているときに実際に起こり、イタリアは残ったラス(エチオピア貴族)を口説きこの地域の支配を確保しようとしました。
マスカルの饗宴は4世紀にエレーニ女王によって発見された「真の十字架」を祝う、エチオピア正教会の信徒によって行われる祝典です。

前述したように、私達の別のタイムラインに戻りSway the Warlords(軍閥を揺さぶる)のフォーカスを行うと、多くの軍人が新しいファシスト秩序に忠誠を誓うことになります。
今、マスカルの饗宴のフォーカスを選択すると、これらの軍人が再び利用可能になります。
さらにビクトル・エマニュエル1世の国民精神もさらに強化され、エチオピアに対する否定的な見方も減るでしょう。

これに続いて、我々はエチオピアの利益のためにイタリアの軍事的経験と素晴らしい産業を利用するためのフォーカスをいくつか用意しています。
経済面では、Inviting Italian Investors(イタリア人投資家の招聘)やAdopting the Lira(通貨にリラを採用)のフォーカスにより、民需産業を拡大することができます。
軍事面では、Italian General Staff(イタリア軍参謀)を顧問として迎え入れたり、Request Italian Equipment(イタリア軍装備の要請)によって歩兵装備や大砲を手に入れることができるフォーカスがあります。
またこのツリー支部の最後尾に位置するOutsourced Production(アウトソーシング生産)のフォーカスによりエチオピアはイタリアの様々なデザインカンパニーを活用することが可能になります。

これはイタリア協力派のツリー部門パスの最後のセクションにつながり、エチオピアをイタリアの経済システムに統合し、入植者に国を開放し、軍隊を改革して彼らと共に戦った後、忠誠の報酬を得ることができるようになります。
The Italian Language(イタリア語)のフォーカスでイタリア語を公式採用することで、ヴィクトール・エマニュエル1世の国民精神は強力なアップグレードを受け、政治的・指揮的な権力獲得に弾みをつけます。
一方、Compensation(補償)のフォーカスにより、東アフリカのイタリア領の支配を要求することができるようになります。

しかしイタリアの路線に付き従うルートの最終的な大きなフィナーレは、エチオピアを単なる植民地ではなく、イタリアに対する忠実なパートナーとして認識させることにあります。
その結果、東アフリカにイタリア・エチオピア帝国が成立し、かつては2つに分かれていた王室が統一されることになります。
そして改革された帝国の目標として、この地域の征服された土地の支配権をエチオピアに移譲するArranged Expansion(アレンジ拡張)の構想を獲得します。

イタリアへの忠誠があなたに何をもたらすのかを探ってきました。
では次に裏切りがあなたに何をもたらすのか見てみましょう!
Feast of Maskal(マスカルの饗宴)のフォーカスに戻ると、それがNegus of Shewa(ネネグス・シェワ)のフォーカスと相互に排他的であることに気づくかもしれません。
このフォーカスはエチオピアを、イタリアからの影響を受けることを拒絶させ国家への誇りを再び燃え上がらせることで、イタリアと衝突するコースへと設定します。
これにより国民が新しい君主を拒否するようになり、ヴィクトル・エマニュエル1世の国家精神はエチオピアの安定にとって有害なものとなってしまうでしょう。
Reinforce Ethiopian Identity(エチオピアのアイデンティティを強化する) は、人々の闘志が再び燃え上がる中、戦争への支持を高めることでこれをさらに強化します。

新政権がイタリア軍と戦うつもりなら軍備を整える必要があります。
幸いなことにUnderground Wargames(アンダーグラウンド・ウォーゲーム)のフォーカスを取得することでイタリア軍と交戦する際に部隊にかなりのアドバンテージを与えることができます。
イタリア協力派はイタリア経済に溶け込むことに重点を置いていますが、こちらの派は可能な限りイタリアにとって最悪な対象であることに重点を置いています。
エチオピアはイタリアとの貿易を可能な限り困難にする一方で、レジア・マリーナ(管理人注イタリア海軍のこと)が砲艦外交に訴えるのを避けるため、Customs Barrier(関税障壁)を設置することができます。
この保護主義的措置はエチオピアに経済的利益をもたらすと同時に、イタリアがこの手に負えない傀儡から得るであろう植民地利益を減少させます。
もしこれがイタリアに対する侮辱として十分でないなら、Contact the Exiles(亡命者に接触)でエチオピアから逃亡した亡命者にコンタクトを取り、軍隊のため外国の武器を持参して帰って来てもらうという選択肢もあります。

このツリー分岐には経済的な支援が不足しているため、もしエチオピアがイタリアを国外に追い出すことに成功すれば、エチオピアは海外からの援助により大きく依存することになるでしょう。
幸いなことにムッソリーニが久しぶりに落ち着く様子を見たいと思っている国は通常は少なくありません。
これは他の大国がエチオピアに軍事装備を送ることを可能にするEnemies Enemy(敵の敵)によって利用することができます。

もうひとつ、イタリア軍に嫌われるには相手の備品を奪って、運べないものは破壊してしまうのも一興です。楽しそうでしょう?
幸いなことに、私たちは皆さんがまさにそれを行うことができるフォーカスを持っています!
Raid Italian Depots(イタリア軍基地の襲撃)を行うすると、その後数ヶ月に渡って数々の襲撃が行われ、エチオピアの備蓄武器が増える一方でイタリアの補給消費量が増加します。

しかし仲間のいない反乱なんて、いったいどうしたらいいのでしょう?
Together for Victory(勝利のために共に)のフォーカスによって、エチオピアはイタリアの支配に反対する東アフリカのさまざまな抵抗勢力と手を組むことができます。
もしエチオピアとイタリアの間で紛争が起これば、これらの抵抗勢力は敵陣で武器を取り、エチオピアとともに紛争に参加することになります。

エチオピアにおけるイタリアの支配が十分に弱まり、地下軍が行動に乗り出す準備ができたら、独立を宣言し反発に備える時です。
Negusa Nagast(管理人補足これはエチオピアの貴族制度における呼称のようです。参考:英語Wiki)のフォーカスは、エチオピアがまさにそれを行うことを可能にするものですが、軽く考えてはいけません。
イタリアが頑強であればこの反乱を厳しく取り締まるかもしれませんが、早期から準備をすることでエチオピアに有利なバランスになることが期待できます。

イタリアが他の地での紛争に対処することに忙しくても、彼らは正当にエチオピアの土地を支配しているかもしれませんので、次のフォーカスへと繋がります。
Reclaim the Empire(帝国の奪還)は、先にイタリアに割譲された領土のコアを、エチオピアの支配下に戻した後で取り戻すことができます。
さて新皇帝はここまで様々な裏工作や反乱を繰り返しながら帝国を守ってきたようです。
しかしここからはどうでしょう?
皇位についたばかりの、裏切り者で反乱分子のような皇帝に何ができるでしょうか?
おそらく周辺のすべてを征服しますよね?
偉大なこのフォーカスツリーサブ分岐の最終的なフォーカスである、Consolidate East-Africa(東アフリカの強化)は地域全体の領土に関するエチオピアの主張と、征服した後にそれらをコアにする能力を与えます。

協力派と独立派のファシストのパスは、2つのサブパス全体のさまざまな選択がさまざまな異なるストーリーに対して行うため、多くの再プレイ性をユーザーに提供することを期待しています。
前回の開発日記以降、フォーカスツリーとイベントのためにより多くの素晴らしいアートワークがゲームに追加されています。
今回の日記では現時点におけるファシスト部門の概要を示していますが、これらはまだ作業中のものであり、変更される可能性があることに注意してください。

さてあなたは「こんな貴族的なものはうんざりだ、CKⅢ(Crusader Kings III)じゃないんだから!」と思われるかもしれません。
さてエチオピアにとってファシズムは唯一の代替歴史ルートではありません。
もう一度、1936年に時計を戻してみましょう。
以前にも述べたように、ハイレ・セラシエのリーダーシップに不満を募らせているのは、貴族階級だけではありません。
国民も軍隊も、何世紀も続いた貴族主義に疑問を抱き、ソ連のような国にインスピレーションを求めているのです。

共産主義の道

このツリー分岐では前線へ軍隊を結集し、彼らに政府の代替システムについて考えさせるフォーカスであるMilitary Communism(軍事共産主義)から始まります。
この共産主義の出発点は、冷戦時代のアフリカで起こった古い秩序を打倒するための前衛政党としての軍隊を中心とするタイプの運動に影響を受けたものです。
エチオピアが1936年に置かれた立場が悪かったことと、1917年10月に起きたロシア革命の記憶が当時の人々の脳裏にまだ鮮明に残っていたことが理由で、このタイムラインでは(当該のフォーカスが)やってくる時期が少し早まったと考えられます。

さてこの時代に共産主義の影響が広がっているのは軍隊だけではありません。
ブラックライオンズはイタリア・エチオピア戦争時のエチオピアにおける反ファシスト抵抗運動であり、一部のメンバーは国が降伏した後も奮闘していました。
歴史的には反ファシズムとエチオピアの独立に主眼を置いていましたが、ブラック・ライオンズのメンバーの中には共産主義に傾倒していたと思われる者も少なくありません。
そこで、軍人の間で共産主義思想が広まるのと同時に、レジスタンス戦士としての技術と組織を持つブラックライオンズが帝国システムにも幻滅していく、というシナリオを模索したいと思いました。

これに続いて、彼らの祖国の破壊を防ぐために軍隊が必死になっているように、コア地域に防衛ボーナスを与えるDefending our Homes(私たちの家を守る)を用意しました。
また崩壊しつつある帝国制に背を向ける人が増えるにつれ、共産主義支持の波を追加するAnti-Imperialist Agitation(反帝国主義運動)もあります。
ツリー支部のこの地点を越えて前進するためには、エチオピアで共産主義者へ支持が少なくとも20%あることが必要となります。
先に述べたように、軍事共産主義は他の国で共産主義革命を始めたような大衆運動ではなく、軍隊が共産主義革命を強制することに基づいています。
20%という支持率は低いように思えるかもしれませんが、イタリアは着実にあなたの領土を削っていくでしょうから、この閾値に到達することさえ本当の意味で時間との戦いになり得るということを覚えておいてください。

共産主義への十分な支持が得られればツリーの次のフォーカス、In the Name of the People(人民の名において) が利用可能になります。
このフォーカスはご想像の通り、ハイレ・セラシエ政権に対するクーデターを引き起こします。
ブラックライオンズと軍部は皇帝を逮捕し臨時政府を樹立します。
この暫定政府のトップは、ブラックライオンズの会長であるAlemework Beyene(アレメワーク・ベイェネ)です。
この暫定政府の発足当初から軍部の共産主義者とブラックライオンズの関係は緊張することになります。
ブラックライオンズの憲法は軍事よりも政治を重視し農民の権利を謳っていますが、軍はこの危機の時期にエチオピアを統治できるのは自分たちだけだと信じています。
この不安定さが今後の重要な問題となるでしょう。

イタリアの侵攻によって引き起こされた悲惨な状況により、2つの政治的派閥は協力せざるを得なくなりました。とりあえず当分の間は、です。
クーデターの間、Black Lion(ブラックライオン)とRed Guards(レッドガード)の両師団が権力の円滑な移行を維持し、前線で包囲された部隊を支援するために利用できるようになります。
エチオピアの支配が確立された後、最初の主要な決定は、イタリアとの戦いをどのように継続するかです。
ブラックライオンズはA Callout to the World(世界への呼びかけ)を提唱し、エチオピアを世界中の反ファシストの支持を集める軌道に乗せます。

一方で軍事共産主義者は、ソ連の支持を得ることだけが勝利への唯一の希望だと考えています。
まず、Soviet Aid(ソビエト援助)から始まるソビエトのツリー分岐を見てみましょう。
このフォーカスは、ソ連に義勇兵によるエチオピア支援の選択肢を与え、将来の協力への扉を開くものです。
装備の整ったソ連の師団と空軍はイタリアに対する形勢を逆転させる点で大きな違いをもたらします。
これに続いて、ライフル、航空機、装甲車の形でソ連の物資支援をさらに要請する選択肢があります。
あるいは経験豊富なソ連の将軍を招待して自軍の指揮官に加えるという選択肢もあります。
もちろん自軍の将校が経験を積めないというデメリットはありますが、絶望的な状況には絶望的な手段が必要なこともあるものです。
エチオピアがますますソ連の影響を受けるようになるにつれ、アレメワーク・ベイェネと暫定政府は追放され、エチオピアの軍事政権に取って代わられるでしょう。

戦争の流れが変わりエチオピアとソ連の共同努力によってイタリアの侵略が止まった今、紛争から抜け出す方法を考え始める時です。
そこで注目されるのがSoviet Mediation(ソ連調停)です。
このフォーカスはソ連がイタリアに対して戦争前の東アフリカ国境に撤退することを要求し、さもなければ赤軍の怒りに苦しむことになります。
しかし両国の強さ次第では、ムッソリーニはスターリンははったりであるといい、スターリンは引き下がるかもしれません。
あるいはムッソリーニはスターリンがはったりをかけていると信じるものの、実際にはすぐに赤軍が行進しているのを目の当たりにするかもしれません。
エチオピアはすでにイタリアと戦争中なので、これはどちらかというとwin-winなシナリオです。
つまりエチオピアは平和を手に入れるか、あるいは現在進行中の紛争において強力な同盟国を手に入れるかのどちらかになります。

もちろんソ連からの支援はすべて無料ではありません。
Uncle Joe(管理人補足スターリンのこと。本来は米映画のタイトルであり、「にくめないおじさん」という意味合いのようですが、ルーズベルトがスターリンのことをこう呼んだ事に由来したスターリンのニックネームとしての意味もあるようです)は、あなたが今後ソ連の影響力の範囲にしっかりと入ってほしいと思っています。つまり操り人形になるということです。少なくとも今のところは。
ファシストのツリー分岐と同じように傀儡になることにはメリットがありますが、必ずしも永続的である必要はありません…。

エチオピアの革命がようやく安定した今、輝かしい労働共和国の建設を始める時が来ました。
幸いなことにソ連の技術者たちは復興努力を支援するために待機しています。
ここでは優先順位に応じていくつかの相互排他的な選択肢があります。
傀儡であることを利用するにはもちろん自治権を犠牲にする必要がありますが、Mytishchy-Abba Machine Plant(ムイチシチ-アバ機械プラント)やSoviet-Ethiopian Trade Agreement(ソビエト-エチオピア貿易協定)を通じて、ソビエトの設計会社や工場にアクセスすることができます。
一方でソ連の影響力に対抗するため、ソ連の政治顧問や将校を解任したり、ソ連勢力圏外の国々と貿易協定を結んだりする選択肢もあります。
どの方向に進むかを決定する一方で、アファールとジブチの人々を「解放」することで、この地域におけるエチオピアの影響力を拡大することにもフォーカスが当てられています。

ソ連の大義に忠実であれば、エチオピアは紅海をもう少し赤く染めるためにソ連の船に援助を要請することができるでしょう。
しかし、もしエチオピアの軍事政権がソ連の干渉に幻滅するようになれば、Our Own Path(わが道を行く)のフォーカスで彼らに対して再び独立を宣言するでしょう。
しかしその場合、ソ連はエチオピアへの投資を手放すことを快く思わないかもしれません。

独立した社会主義共和国としてであれ、ソ連の後ろ盾を持つ共和国としてであれ、東アフリカは近隣の帝国主義勢力にとって危険な存在となりえます。
Freedom at Gunpoint(ガンポイントの自由)は植民地領土を解放するために近隣諸国に対して解放戦争を行うための決定をアンロックします。
とはいえ、スーダンを解放するためにアジスアベバからロンドンまで行進することはできませんのでご安心ください。
エチオピアは解放しようとしている国で十分な領土を獲得すれば、植民地として支配していた勢力に対して和平協定を要求する選択肢を持つことになります。
彼らはより大きな敵が地元に近いところにいることになれば、損切りをすることになるでしょう。

このアフリカの国々を解放するシステムは後々とても役に立ちます。
しかしまずはA Callout to the World(世界への呼びかけ)のフォーカスに一歩踏み込んでみましょう。
ここまで私たちは軍事共産主義者がチャンスを与えられれば、エチオピアをソビエトに触発された方向に持っていくことを見てきました。
ではブラックライオンズの場合はどうでしょう?
彼らは反ファシスト、反権威主義の分散型組織のため、エチオピアをもっと違った方向に導くと思われます。

A Callout to the World(世界への呼びかけ)のフォーカスを選択すると、Sylvia PankhurstやEmma Goldmanなどの社会主義者や無政府主義者を含む世界中の多くのアドバイザーがアンロックされます。
更にJapanese Anarcho-Communism(日本無政府共産主義)のフォーカスは、無政府共産主義者の岩佐作太郎とアナルコ・サンディカリスム(無政府共産主義)の石川三四郎を登用可能とします。
ただしこの2人はお互いを嫌っていたため、同時に2人を雇うことはできません。
続いてエチオピアに安定した労働力と戦争支援をもたらすInternational Brigades(国際旅団)か、保守的な上層部とそれに伴う罰ペナルティを排除して軍を改革するThe Peoples Army(人民軍)のどちらかを選択する必要があります。

世界の無政府共産主義者の支援を受けて、エチオピアはついにイタリアの進出を食い止め始める時です。
しかし、国際連盟や大国の支援がなければ、和平交渉はイタリア側との実質的な停戦にとどまるでしょう。
とは言えファシストのツリー分岐で見てきたように、エチオピアの一部が生き残る限り、いつの日か完全に復興する希望があるのです。

イタリアとの間に不安定な平和が訪れたことで、エチオピアは経済的に豊かで平等な社会への改革に取り組むことができるようになります。
ここでなされた決定はエチオピアがどの程度無政府状態(アナーキズム)に向かうかを決定するでしょう。
完全に分権化し緩やかに結びついたコミュニティの無政府共産主義的な連合体になるのでしょうか?
それとも中央集権的でより伝統的な政府が共和国をまとめるでしょうか?
これらの決定は無政府主義者の評議会を含むさまざまな指導者へと繋がるでしょう。

エチオピアが新しい政治体制の下で改革された今、東アフリカの敵について考え始める時が来ました。
このツリー分岐ではエチオピアの人々が近隣の住民を強制的に解放するため戦車で周辺地域になだれ込むようなことはないでしょう。
代わりにAfrican Wildfire(アフリカの山火事)のフォーカスで、エチオピアの革命政府が植民地支配に対する抵抗力を高めるため、近隣諸国に物資を供給することができるようになります。
どちらのツリー分岐もアフリカの人々を植民地支配から解放する手段を提供していることにお気付きかもしれません。
それはこのツリー分岐の最後のセクションのためです。

The African Union(アフリカ連合)

無政府共産主義とソヴィエトの小ツリー支部は、The Organization of African Unity(アフリカ統一機構)というこのフォーカスに繋がっています。
これは実際には1963年にアディスアベバに本部を置く組織として設立されました。
この組織はアフリカ政治の求心力になろうと努力し、最終的には多くの人がよりよく知っている欧州連合にやや似たアフリカ連合になりました。
しかしこの汎アフリカ主義の根底は1930年代と1940年代にすでに広がっていたのです。

ここではそれらのアイデアをより急進的な観点から検討します。
アフリカ統一機構の創設者になることによって、エチオピアはアフリカの独立国を招待するための決定をアンロックします。
そして各会員には、会員であることを示す国家精神が与えられます。

このツリーのさらにその下には、アフリカ中央銀行のような汎アフリカ機関を設立することに焦点を当てており、この機関に参加することに同意したメンバーに経済的な後押しを与えます。
そして加盟国が参加できる相互防衛協定があります。
各国が互いに戦争に参加する義務を感じる通常の同盟とは異なり、この防衛協定は加盟国が攻撃された場合にのみ発動され、その場合には他のすべての加盟国がその国を支援することになります。NATOの第5条のようなものです。
加盟国はこれらの組織のどういった側面に参加するかを選択することができますが、この組織がエチオピアという軍国主義的な国によって結成された場合、各国は強い力で協力させられるかもしれません…。

最後に、さまざまな国が協力し始めるとエチオピアの最後のフォーカスであるThe African Union(アフリカ連合)が利用できるようになります。
エチオピアは美しく新しい旗を持ちアフリカ連合の中心となり、アフリカ連合加盟国の領土を統合し中核とすることができるようになるのです。
アフリカ諸国を植民地支配から解放することが、このパートに至る過程で非常に重要である理由が、お分かりいただけたでしょうか?
個々の国は力不足でも、まとまれば地中海やインド洋の脅威となり、連合国や枢軸国との間に実に興味深い衝突を引き起こします。
アフリカ連合を結成するまでの道のりによって、組織の印象は大きく異なります。
ソビエト連邦のツリー支部経由の場合、それはまるで「アフリカのソビエト連邦」のように感じられるでしょう。

今週はこれで終わりです。これらはすべてまだ作業中であり、変更される可能性があることに注意してください。
しかしエチオピアの刷新されたフォーカスツリーと、魅力的な代替歴史の可能性にワクワクして頂けたなら幸いです。
では2週間後の、新しい飛行機デザイナーについて書かれる次の開発日記を楽しみにしていてください。それではまた!


以上

振り返り感想

今週も記事を作るだけでヘトヘトなので、感想書きや誤字脱字の訂正等はまた後日おこないますm(_ _)m

2022/7/24 誤字脱字の修正、いちぶ表記の書き換えを行いました。

さて感想ですが、エチオピアで進めると最終的にアフリカ統一まで目指せるというのはとてもロマンがあって魅力的だと感じました。
やりがいのあるシナリオになりそうですね。

日記の最後に次は2週間後というふうに書いてあったのですが、来週はお休みっぽいですね。
最近あまりにも大容量の日記が続いていてヘトヘトなのでゆっくりしたいと思います。
(本来7月8月は日記は休みのはずなのでもっと長期間休んでもいいと思うんですが…。)

…単に同じ人が担当するのが2週間後で次週も別の人が普通に日記書くというオチじゃないことを願います😰