HoI4 開発者日記 第302回 スウェーデンの仮想歴史ルート

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更新情報

2023/9/3 誤字脱字等を修正しました。

2023/9/5 一部見出しがおかしかったので修正しました。


Hearts of Iron IV 開発者日記 第302回目を紹介。

今回はArms Against Tyranny DLCで追加される、スウェーデンの仮想歴史ルートの紹介です。

以下、パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
正確を期すよう努めていますが詳細はパラドックスサイトの原文をお読みください。

[記事内の画像はパラドフォーラムより引用]

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Hearts of Iron IV 開発者日記 2023年8月30日分(第302回)

今回の日記担当はHoI4コンテンツデザイナーのCraniumMuppetさんです。

冒頭の挨拶

おはよう/こんにちは/おやすみなさい!

ここスウェーデンでは夏休みが終わり、チームのほとんどが休暇から戻り、目標に向けて全力で進んでいます。
前回のスウェーデンの開発者日記で述べたように、スウェーデンのフォーカスツリーのデザイナーは2人いますので、以下のコメントで私達2人が答えている事が分かるかもしれません。
それはさておき始めましょう。

共産主義スウェーデン

ゲームの中で共産主義スウェーデンへの道は、民主主義の歴史的な道の左側(最終的に共産主義の道を左に、ファシストの道を右にすることができました)であり、民主主義の代わりにスウェーデンの労働組合と提携して一部の共産主義者の顧問を解放することを選択します。

大義への支持が十分に高まれば、リーダーのニルス・フライと共に共産主義でひっくり返すことができます。
この人物はソ連に幻滅して親枢軸になったため、この男は間違いなくHoIの型にはあてはまりません。

ゲームでは、この型に当てはまらないフライが枢軸に参加できることを意味します(残りの歴史上の人物については、指定された4つの許容されたイデオロギーだけに固執してくれると本当に助かります)。

フライらの権力掌握活動は一定時間後にはカール・キルボムから挑まれることになり、そこでは過激ではない未来のため同盟国とより協調することを選択できます。

あなたが共産主義に転向する事をファシストはあまりよく思わず、反革命への支持を集め始め、あまりにも長く待ち続けると最終的には軍隊を引き入れることになります。
このような反革命運動を阻止すれば、この陰謀に関わった大きな首謀者を暴き出すことができます。

さて、首謀者は3人の将軍であり、彼らをどうするかはプレイヤーが決めます。
彼らを法制度に基づき反逆罪で起訴し、彼らを永久に引退させ安定性を与えるか、あるいは、彼らを実害を及ぼすことができる権力の座から「昇格」させ、将軍の地位は維持するもののデバフ効果を得るかのどちらかを選べます。

いずれにせよファシズムはこの国で粉砕され、我々は今や共産主義部門の礎である社会主義改革に到達しています。
あなたが投げ捨てたものはこれが全てですか?*
それらは今では何かに使われています。

ここの原文は”All those toasters that you used to throw away?”でtoastはおしまいとか終わってるとかのくだけた表現の慣用句なので、全体に何らかの比喩的意味合いだと思われるのですが、うまいこと訳せませんでした😥

あなたはまた、消費財に関連するさまざまな政策を制定し、民間人の人口を潜在的な戦力へと変えることもできます。

左側には2つの退避所があります。 最初のものの効果は一目瞭然でしょう。

二つ目のものは他国がどのような内容のルートに焦点を当てようとしているかに応じて、スウェーデンが外国の共産主義顧問を得ることを可能にします。
この例では、ポルトガルはイベリア半島において結婚する道を進み、ポーランドは4月憲法を採用し、エチオピアはファシストの道を進んだので、これらの国の顧問がスウェーデンに逃れて来て利用可能となります。
このリストは他の国が何を重視するかによって増減します。
いずれにせよ、プレイヤーは常に専門的な共産主義軍事評議会を得ることになります。

State planning committee(国家計画委員会)とEstablish Politibury(政治連盟の設立)はどちらも消費財の決定を拡大し必要な工場をいくつか与える一方で、Starve the fascists/allies of iron(ファシスト/鉄の同盟を飢えさせる)は将来の敵を禁輸し、消費財を犠牲にして生産量を増加させます。

フォーカスツリーの最後は隣国と直接関係しており、ノルウェーとデンマークでは、ジェームズ・ボンド(™)のスパイ体験によって、より簡単に隣国に影響を与え、最終的には内戦で政府を倒すことができます。

ツリーのフィンランド版では、フィンランド人を積極的に支援し、潜在的に怒っているソ連に対する緩衝国として利用することに重点が置かれています。

このツリーの最頂点となるフォーカスは、すべての人に基本最低所得を提供するときであり、これは新たに征服された州のコンプライアンスに役立ちます。
最後に、最初(正史ルート)の開発者日記で紹介したように、パスはゲーム後半のフォーカスと合流されます。

ご覧のように、このルートの多くは有益な方法で消費財を活用することに焦点を当てています。
消費する商品量の大/小をコントロールできるため、消費材産業を犠牲にしてもFolkhemmet(管理人補足 国民の家:スウェーデンの国民福祉に基づく政治理念)の力を高めることができます。

この極端な例において私は多くのボーナスを得ました。

しかしそれは私の民間経済にも打撃を与えました。

前回からの小さな変更点

前回の開発者日記からいくつかの小さな変更点があり、それはまずHungershieldの動作の変更です。

これまでは、安定性のしきい値となるa%未満の場合、ゲームは毎月サイコロを振り、プレイヤーが運が悪ければストライキとなる出目が出ていました。
しきい値を下回れば不安になるという望ましい結果が得られていますが、このような重要なコンポーネントにおいてプレイヤーをRNGesus(ランダム性の神)の手に委ねるのは好きではありませんでした。

実際にプレイヤーが悪い出目を取得した場合の最も可能性の高い結果は、おそらく最新の自動セーブデータからのリロードであり、これは避けたかったことです。

そこでシステムはより決定的になりました。
プレイヤーはストライキ(度)が下がり始める条件を常に見ることができ、それに応じて戦略を調整する時間が与えられ、より公平なシステムとなります。
メキシコをプレイしたことがある人ならこのようなゲームを見覚えがあるかもしれません。

北欧の国防評議会のツリー部門もいくつか追加されました。
いくつかの新しいフォーカスがあり、今では全部門が民主主義の最後尾に直接繋がっており、もはや単なる行き止まりではなくなっています。

そしてフルパワーの評議会になれば究極の戦艦を作ることができますが、それを行うことはしばらくの間、経済を沈下させるかもしれません。

運が悪く招待に応じてくれる人がいない場合は、参加を促すことができるようになったので、最初に誰も参加しなくてもゲームオーバーにはならず、再度やり直す必要があります。

そしてこちらが議会の肖像画です。

Raoul Wallenberg(ラウル・ワレンバーグ)は顧問兼工作員となり、スウェーデンは雪に特化した装甲車を手に入れます。

資源バランスバージョン2

ここでスウェーデンとは関係ありませんが、今後付随するパッチで導入が予定されている鉄関連の変更についていくつかの新しい数値を示します。
全ての統計値はゲーム開始時(1936年)で、インフラは整備されているが生産ラインはない状態です。
(start)行はその国の開始時貿易法に関するものであり、(total)行は閉鎖経済に関するものです。

ご覧のように、ドイツとフランスは鉄鋼生産の一部に関してはいまだに制裁を受けていますが、以前ほどではありません。
最初の開発者日記で示された鉄鋼生産の大幅な減少で、ドイツは(貿易に莫大な資源を費やさない限り)他のどのような法律に対して従うという選択肢がありませんでした。

ドイツをより貿易に依存するようにし、ゲームが持っている鉄鋼への過剰な依存を減らし、本質的にドイツとフランスがゲームの多くの資源面を回避できるようにすることが目標でしたが、私はプレイヤーに対して制限された貿易を強制したくありませんでしたし、それが物事のすべてであり以前の自由貿易がすべてであったのと同じ事です。

これでドイツのプレイヤーは、(スタートラインを使用して)追加の掘削無しで、ゲーム開始時にグリーンの状態で(かろうじて)ホバリングしながら自由貿易に進むことができるようになりました。

ゲームの最初の数年間のために民需工場を構築することが目的であれば、自由貿易はまだあなたにとって利益になるかもしれませんが、軍事生産を増やし始めると、おそらく法律を変更せざるを得なくなるでしょう。

逆に、掘削ラッシュのビルドに凝っている人は、輸出に重点を置くために法律を強化した方がいいかもしれません。

代わりにフランスは主にアフリカのおかげで以前より若干の鉄鋼を得ました。

北アフリカの鉱床は以前よりも豊富になっています(最初はコンプライアンスのためにすべてにアクセスするのではなく、Blum-Violette提案ですべてを解除することに注意してください)。
私の希望は同盟国が鉄を確保し、枢軸国がそれを要求することで、双方から北アフリカにおける作戦が奨励されることです。

ご覧のように英国はシエラレオネやガーナの鉱山からも資源を得ています。

これは、歴史的にゲームにおいて保持または征服する正当な理由がほとんどなかったアフリカの地域により大きな目的を与えるための措置です。
鉄の実際の価値はここで示されているよりも少し高いものですが、職業とコンプライアンスのせいで低くなります。

ドイツはまた、ヴェステルボッテンの資源権を得ることができる1つの新しいフォーカスを持っており、49タングステン、55スチール、21クロムと、スウェーデンの経済に対していくつかの素晴らしいバフ効果を与えます。

さらにドイツがナルヴィクを支配した場合、ヴェーザー演習作戦は民需工場を追加するという追加効果を持つようになりました。
これにより港を管理する事にさらなるインセンティブが加わることを期待しています。
しかしこれは英国がR4計画(管理人補足 英国の中立国ノルウェーへの侵攻作戦)を開始するという選択肢も与えます。

イギリスがナルヴィクに侵攻すれば、スウェーデンに侵入しスウェーデンの鉄鉱石鉱山を爆破して撤退するという選択肢も与えられます。
これが成功すればドイツがナルヴィクを支配し、スウェーデンの鉱山を妨害することで得た民需工場をすべて取り除くことができます。
また英国は全面的なスウェーデン戦争を回避するために、スウェーデンに白紙和平を促す選択ができるようになります。
これは短期間しか利用できませんが、あたかも作戦に失敗したかのように、「我々はただフィンランド人を助けようとしているだけだ」という見せかけが一般国民に見破られ安定性の大きな低下につながる事があります。

現在、コンプライアンスから得られる資源も60%から65%に増加していますが、このバランスは常に流動的であり、これらは後で変更される可能性があります。
ドイツは依然として2つの余剰市民からスタートします。

ファシズムと君主主義

スウェーデンのもう一つのイデオロギー的な別の歴史ルートに飛び込みましょう。
それは君主制とファシズムです。
この時期のスウェーデンの極右活動を単にファシストと分類するのは正確ではありません。
大衆はイタリア式ファシズムを共産主義と同様な、国家の基盤を弱体化させようとする外国のイデオロギーと見なして軽蔑していました。
代わりに多くのファシスト予備軍は、スウェーデンとドイツの間の強い文化的・経済的つながりのために、ドイツ国家社会主義にインスピレーションを求めました。
これはスウェーデン人にとってこの運動をより好ましいものにはしますが、長期的にはこの運動自体に影響を及ぼすでしょう。

この時期のスウェーデンの国家社会主義運動は活発で目を見張るものでしたが、大衆の支持を得ることには失敗しました。
理由はいろいろありましたが、要点をまとめてみましょう。
おそらく彼ら、さらに言えば共産主義者を弱体化させた第一の要因は、社会民主党が大衆に強力な社会的セーフティーネットと雇用を提供することに成功したことです。
これは世界恐慌後にドイツやイタリアで起こったような先鋭化が起こらないことを意味しました。
さらに複数の国家社会主義政党が対立し、運動は分断化されたままでした。

地政学的要因も極右活動を阻害する一因となりました。
ロシアとの歴史的な敵意により、多くの人々は共産主義をロシアがスウェーデン問題に影響力を得るためのトロイの木馬と見なしました。
この事が共産主義者が過度に支持を得ることを防ぎ、また第一次世界大戦後のワイマール・ドイツで起こったような、国家社会主義者を抑制する運動に多数の国家社会主義者予備軍が参加することにも繋がりませんでした。
さらに前世紀におけるスウェーデンの中立性は、同時代の他国で成功した軍国主義的なレトリックへの欲求がほとんどなく、共通の敵に対して国民を奮い立たせるために必要とされる、深刻に差し迫った領土紛争がないことを意味しました。
それどころか国民のほとんどが中立を支持し、冬戦争では多くのスウェーデン人が東隣のフィンランドを守るために戦う覚悟を決めました。

前述したようにスウェーデンの極右は国家社会主義的な性格が強く、これは最終的にはスウェーデンの極右を破滅させることになります。
第二次世界大戦が始まると、国家社会主義に対するスウェーデン人の態度に変化が生じました。
これはドイツがスウェーデンの独立を脅かしたためです。
スウェーデンを占領したドイツによって政権を握られることを期待する「クィスリング」的な人々がいた一方で、国民社会主義運動はさらに分裂し、国民の支持を維持するために軍国主義的な制服を脱ぎ捨て、発言をトーンダウンすることを余儀なくされました。

この時期の君主制については、グスタフ五世が1907年から君臨し、自身を中心とした高度に中央集権的な権力構造から、普通選挙による立憲君主制への移行を監督していました。
この時期の国王の行動や軍の権力者に占める貴族の割合の高さについては多くの論争があったものの、絶対君主制への復帰を主張する運動はなかったのです。

これらの要因を考えると、我々がわざわざスウェーデンのためにファシストや君主主義の道を歩む必要があるのか?と思われるかもしれません。
まあ安心してください。
私達はその方法を理解するに少し時間がかかりましたが、プレイヤーに少し前のスウェーデンでは違っていたかもしれないことに没入できるよう、魅力的な仮想歴史の物語を作ることに成功したと思います。
では本題に入りましょう。

すでにご承知のように、国家社会主義者と君主制は同じような問題に苦しんでおり、支持者は共通の不満を共有していました。
したがって、君主制の復活や国家社会主義政権の樹立への道は最初は同じです。
The Old Enemy Stirs(宿敵が掻き乱す)のフォーカスで、プレイヤーはソ連や共産主義に対する国民の恐怖を利用して、自分たちの民族主義的な政策への支持を得ることができます。
この場合、プレイヤーは過激な政治的変革への支持を得るために安定性を低下させる一方で、政治的反対勢力を性急に刺激して市民の不服従を誘発しないという綱渡りをしなければなりません。

このルートにおける最初の本当の選択は、ファシストを弱体化させるか、反民兵法を取り消すかのどちらかです。
Undermine the fascists(ファシストを弱体化させる)は、国王の権力を復活させプレイヤーを再び絶対君主制になるルートへと向かわせます。

一方、Revoke the Anti-Militia Laws(反民兵法の撤回)は国家社会主義運動の政権獲得に繋がります。
このフォーカスの歴史的背景は、1931年に反共産主義者の準軍事組織であるMunckskakårenが公表され、大衆の間でそのようなグループに関する議論に繋がったことに由来しています。
1934年、政府はこうした組織が手に負えなくなる前に非合法化しました。
これにより、この期間に他の国で発生したのと同じような路上暴力を防ぐことができたのですが、このシナリオでは方向転換しています。
ゲームプレイの観点から言えば、これによりプレイヤーはStormtrupper(ストームトラッパー)民兵師団を採用できるようになります。
これらは国が内戦に巻き込まれた場合、プレイヤーにとって重要なものとなります。

次のフォーカスは君主主義者と国家社会主義者の間で共有されていますが、プレイヤーは決定によってそれぞれのイデオロギーへの支持を増やすことができます。
しかしこうした支援の強化には代償が伴います。
民主主義が停止されると、ミッションが活性化され、プレイヤーはこれらの恩人に対する義務を果たさなければならず、そうでなければ安定性に深刻な打撃を受けます。

国家社会主義の側では、スウェーデンで純粋に独立した運動を追求するか、ドイツ帝国に支援を求めて接近するか、別のルートを選択しなければなりません。
ドイツの支持を得ることはイデオロギーを変えるための最も簡単な道であり、大きな見返りが提供されますが、彼らの傀儡となる代償を払うことになるでしょう。
少なくとも今のところは、ですが…。

まずDelegation to Berlin(ベルリン代表部)を詳しく見てみましょう。
ご覧のように、ここには複数の相互排他的なフォーカスがあり、プレイヤーは国家を自分のプレイスタイルに合わせることができます。
多くの人は傀儡として枢軸国と一緒に戦うことに満足するでしょうが、大君主を打倒するという挑戦を楽しむ人もいるでしょう。ここではそのどちらの選択肢も実行可能です。
このルートはスウェーデンがドイツ勢力圏のスカンジナビアの支配者となるか、あるいは独立したスウェーデン帝国を宣言してドイツを軍事的に打ち負かそうとすることでドイツを裏切るかという決断に至ります。
戦争がドイツにとって不利になるタイミングで、ドイツへの裏切りを計るのは非常に楽しいものです。

ツリー部門の独立した部分において、権力への道は反乱を画策するのに十分な支持を得る必要があります。
このように短期間に多くの国内混乱を経験しているため、以下のフォーカスは国家再建を後押しし、敵対勢力がスパイ活動によって新体制を弱体化させないようにします。

君主主義者としての遊び方の方が興味があるなら、Meet With the King(国王との会見)の分岐に気がつくでしょう。
このセクションは主に3つの要因から着想を得ており、1つはスウェーデン王室とドイツの歴史的なつながりです。
例えば国王の妻であるヴィクトリア女王は、ドイツ系王族の一人でした。
このような歴史的なつながりから、多くの人はグスタフ国王がこの時代のドイツにある程度同情的だったと考えています。
1941年のソ連侵攻を支持するとヒトラーに手紙を書いたものの、これは助けにはなりませんでした。
我々の物語に影響を与えた第2の要因は、国王が国家社会主義党の党首スヴェン・オロフ・リンドホルムを王宮に招いて会議を開いたことです。
我々の物語の第3の要素は、非民主的な性質にもかかわらずグスタフ国王が政治的議論に積極的に参加したことです。
例えば1940年にはmidsummer crisis(真夏の危機)の間に自分の好む政策オプションを強要する手段として、退位をちらつかせました。

君主主義のルートでは、これらの要素を拡張して、国王がもう少し政治的に活動していたらどうなっていたかを知ることができるようにしました。
Meet With the King(国王との会見)のフォーカスは、国王の旗の下に国家の民族主義運動を統合するためのイベントを引き起こします。
その後、国王への支持を高め、国王の権威を回復するための決定が解除されます。
これが機能するためには、次のフォーカスで社会民主党と労働組合の権威を傷つけなければなりません。
最後に十分な支持と不安定化があれば、国王は絶対的な統治者として権力に復帰することができます。

国王か国家社会主義者のいずれかが権力を握っている現在、我々はThe Counter Revolution(反革命)と新しいイデオロギーに基づいてスウェーデンを再建する仕事に来ています。
このフォーカスは社会民主党の国民精神を取り除くだけでなく、選択した運動の支持者に対する義務を果たすための前述のミッションを引き起こします。
これにより国家は安定性を犠牲にして、より急速に軍事力を拡大することができます。
このツリー系統では安定性に多くの打撃を与えていることにお気づきかもしれませんが、これはスウェーデンを確立された中立的な民主主義から、より権威主義的な政府に変えるプロセスをやりがいを感じられるものにしたかったからです。

最後にこの仮想歴史部門の外交政策の面に到達しますが、これは当然のことながら近隣諸国を犠牲とした複数の拡張主義的な機会を可能にしています。
ここで現在考えられるすべてのルートに踏み込むわけではありませんが、初期拡張の包括的なテーマは1930年のドイツと似ています。
これらのフォーカスはスウェーデンに近隣諸国との小規模な領土紛争をめぐる国際的な危機を引き起こす機会を与え、最終的には近隣諸国の整合性を損ない、最終的にはスウェーデンが近隣諸国を征服または傀儡化することを可能にします。

しかしここにも外交政策においてより協力的な方法があります。
スウェーデンは、スウェーデンの歴史的な海外領土が連合国に返還されるのと引き換えに、連合国に接近し、その派閥に加わる機会を得ています。
もし受け入れられれば、ドイツは戦争中に必要なスウェーデンの資源に飢え、カリブ海、アフリカ、インドの領土をスウェーデンに与えることになります。

このツリー部門の対極にあるものとして、我々はソ連との取引において枢軸国やフィンランドと協力する機会があります。
この側面は、数世紀前にスウェーデンのバイキングと歴史的なつながりがあった東ヨーロッパの土地の権利をスウェーデンが得ることで頂点に達します。
ご存知でない方のために説明すると、ロシアとウクライナの大部分は、この地域の河川網を利用して大陸の奥深くまで航行するバイキングによって侵略または植民地化されていました。
これは最初のうちは突拍子もないことのように思われるかもしれません。
しかし、長い間忘れられていたり疑わしい主張に基づいて、遠い土地の所有権のようなものを要求する民族主義運動の前例がないわけではありません。
従ってスウェーデンにおけるこのような運動が、このような突飛な主張をすることも適切であると思われます。
さらに興味深い課題を提供するこれらの地域を征服し占領する必要があります。

しかしこのツリー部門の究極の頂点は、大北欧帝国の創設でしょう。
このフォーカスによりスウェーデンは帝国の北欧地域を完全に統合し、資源と人材へのアクセスを拡大することができます。

おわりに

今週の開発者日記は以上です!
皆さんがスウェーデンの仮想歴史への進出を楽しみにし、そう遠くない未来において自分のためにゲームプレイする事を楽しみにしていることを願っています!
来週の開発者日記は、Danielがデンマークの仮想歴史について書きます。

それではまた!


以上

振り返り感想

HoI4開発者日記 第302回でした。

パラドお膝元のスウェーデンという事もあってか、とんでもないボリュームでした。

誤字脱字等あると思いますが、後日修正します。ご了承くださいm(_ _)m